エンジェリック・ミスリル・ハーツ・フェデレーションについて



■エンジェリック・ミスリル・ハーツ・フェデレーション創立の経緯


 エンジェリック・ミスリル・ハーツ・フェデレーションとは、リネージュ2日本サーバにおける「同盟という括りの限界」を打破する為に提唱した新たな組織形態の名称です。
 同盟という括りの限界とは即ち、「同一同盟内に所属できる血盟数上限」のことであり、リネージュ2日本サーバではこの上限数は「5」とされています。6つ以上の血盟を同一同盟内に所属させることができないというのが、2022年時点でのゲーム内制限となります。
 「組織としては別々に存在させたい。しかしながら、その役割・精神性は共通のものである」といった場合、その「役割・精神性が共通」という点において血盟同士で同盟を組むというのが一般的です。2021年時点で、ミスリル・ハーツ同盟には5つの血盟が所属しておりそれぞれの役割を持ちながら共通の精神性の元に活動を行っていました。

 2021年5月。このタイミングでミスリル・ハーツ同盟内「いつものところ」血盟に所属するひとつのグループ(以下、天使たち)が、新たな役割を持つ別の血盟・同盟を創立し、そちらに巣立っていきました。それは即ち「わたてん公演会部」血盟及び「わたてん保護者会」血盟を内包する「天使が舞い降りた」同盟です。公演会の準備や内部での相談ごとなどを行う血盟チャットを、ミスリル・ハーツ同盟内の血盟と分離することを主な目的とした組織分割・再編の為の動きでした。
 このことにより、天使たちは事実上ミスリル・ハーツ同盟から「脱退」をし、ミスリル・ハーツ同盟との関わり合いが途絶えてしまいました。自分たちの安寧の地を手に入れた天使たちでしたが、そのことを重く受け止めており心に影を落とすひとつの要因となってしまいました。
 「可能であればミスリル・ハーツ同盟に所属したまま、公演会部と保護者会を存続させたかった」という天使たち。しかしながら、上述のゲーム内の制限により叶わぬ夢となってしまったのです。

 その後、ミスリル・ハーツ同盟内のメンバーで、かつ現在もログインをしているメンバーを招集し同盟内会議を開きました。目的は上述の「天使たちの夢を叶える方法」について意見交換をすること。
 様々な意見が出されました。その中には、ミスリル・ハーツ同盟内の血盟(具体的にはミスリル・イデア)を同盟から離脱させて枠を確保するといった意見もあり、紛糾しました。結果的には、「身を切るような代償をもって枠を確保しても天使たちは喜ばないであろう」という結論に達し、現状のミスリル・ハーツ同盟内の組織には手をつけないことを出席者の間で確約しました。
 会議は行き詰まりを見せましたが、その時出されていた複数の案の中で最も実現可能性が高かったものが、「同盟を超えた連邦(フェデレーション)という括りを新設し、全血盟をまとめる」というものでした。この方法も完璧ではなく、同盟チャットでの意志疎通ができないという構造的な欠点がありましたが、少なくとも「おとなりさん」といったイメージの精神的な括りで覆うことで天使たちの心理的なベクトルを光の方角へ転換できるのではないかという一縷の望みから、この案を採用することにしました。

 2021年9月12日。この日は天使たちによるオンライン☆わたてにんぐ劇場「大人になったあの人に」が公演されており、その場をお借りしてミスリル・ハーツ同盟主である娘と、天使が舞い降りた同盟主である白咲花さんとの間で、多くの保護者様の立ち会いの元「エンジェリック・ミスリル・ハーツ・フェデレーション」を創立しました。
 この時より、以下の7つの血盟はその所属する同盟如何に寄らず、すべて対等であり、相互の助け合いなどを円滑に行うことのできる新体制へと生まれ変わりました。


 { ミスリル・ボンド * いつものところ * 大グレン団 * わたてん公演会部 * ミスリル・リンク * わたてん保護者会 * ミスリル・イデア } = エンジェリック・ミスリル・ハーツ・フェデレーション





■共通する役割・精神性について

 2005年にミスリル・リンクが創設された際、その血盟創設の理由は「サブキャラさんがメインとは無関係に、気兼ねなく楽しむことができる憩いの場を作る」というものでした。例えばメインキャラにて戦争血盟の盟主をされているような、多くの因果をその双肩に背負っている方に、メインでの重責を忘れて「いちプレイヤーとして気楽に楽しむ」ことができる場を提供しよう。それがミスリル・リンクの大元の創設理由でした。
 時は流れ、現在ではメインキャラを所属させてくださる方が増え、当時の創設理由は過去のものとなりつつあります。しかしながら、その「いちプレイヤーとして楽しむことができる場を提供する」という点については変わらず息づいています。

 古くは、傭兵部隊として。英雄経験者であるななせさんによる「攻城戦をイベントとして楽しむ為の指導・育成」が実施されていました。これは「ミスリル・リンクについて」のページに「自分たちでお城を持つことはない血盟」と記載していることと関連しており、攻城戦を一種のスポーツのように捉えイベント的に楽しむことを目的としていました。
 同2005年に私DOSANが加入してからはユーザイベントを企画・実施し、所属するメンバーに「狩りとは別の次元で楽しむ場を提供する」という活動も実施しています。その方向性の上に、「DOSANの妻、という人。」を含めた各種オフラインで楽しめるコンテンツを読み物として作成したり、ログインできずとも楽しめるように「今週の指令」を発令していました。
 また、2011年に円環の理である鹿目まどかさんが加入されてからは、その蓄積された英知により「寺子屋」という活動を開始。「狩りにおける立ち回り・スキルの使用方法などを後世に伝える場を提供し、「狩りは楽しいものだ」と広く周知する」ことを目的として実施されています。
 そして、2020年2月からは天使たちが加入し、「身近な人たちにチャットを用いた即興劇を見てもらい、心を温めてリラックスしてほしい」という理念の元、多くの公演会を開催し続けています。

 これらすべてのアクティビティは、その根源に「自分以外の誰かの為になることを届けたい。それにより楽しんでもらいたい。私たちの居るこの世界は素晴らしいものだと伝えたい」という想いがあります。この想いこそが、これまで長きに渡りミスリル・ハーツ同盟をひとつに結び付けてきた原動力であろうと考えています。


ミスリル・リンク DOSAN 







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