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一般チャットで行われた実際の「オンライン☆わたてにんぐ劇場」のチャットログはこちらから。
スクリーンショットは星野ひなたさんがご提供くださいましたので、チャット内容や環境設定は星野ひなたさん基準となります。
オンライン☆わたてにんぐ劇場 「ミャーさんには勝てないけれど」 チャットログ

 このところ恒例となってきております、同盟員だけでなく「天使たちのお友だち」を主な対象とした即興劇を人数制限のない一般チャット(白チャット)にて実施してくださいました。
 今回はエプイさんが姫坂乃愛さんのイルミネーションアートをお作りになったとのことで、ご本人である姫坂乃愛さんと星野ひなたさんをはじめ、ハーブ家の方、そしてオーレンでショット屋さんを営まれている
 うらりんさんもお呼びになり、お披露目してくださったそうです。製作期間は1日とのことで、改めてマスタークラスのイルミネーションアーティストでいらっしゃいますエプイさんの底力を垣間見ることができました。

 この集いでのメインは、もちろんエプイさんのお作りになった特大サイズの姫坂乃愛さんの肖像画(イルミネーションアート)のお披露目だったのですが、そろそろひなたさんが就寝するという時間帯になってから
 「5分くらいのやってみるか」というひなたさんの提案により、完全なる即興劇が織り成されたそうです。今回はそちらを記事として作成させていただきました。

 エプイさんと天使たちが、うらりんさんに普段どのような活動をしているかというご紹介をしていたそうで、「実際に見てもらったほうが早い」というひなたさんの男気を感じる提案により成立した、まさに奇跡の公演でした。

 なお、今回は姫坂乃愛さんもびっくりするほどの思いつきで始まった即興劇だったとのことで、いつものように「血盟チャットでの事前相談」もなく、また同じく「血盟チャットでのセリフ発言指示」もありませんでした。
 最初から最後まで、一般チャット(白チャット)のみ、かつ互いの相談も一切ない一発勝負の即興劇となりました。即興劇終了後に乃愛さんが「アタシのヒナタちゃんへの想いだけが頼りだったよー><」とおっしゃって
 いますが、まさにその通りですね。即興でこれだけのクオリティの作品を生み出せる瞬発力に、毎度敬服いたします。

 主な観客はエプイさん、うらりんさんでした。

 ■記載ルール■
  メイン記述者(進行者。今回は姫坂乃愛さん)が直接一般チャットに地の文を書き、他登場人物は「」で囲む形でセリフを書くことで物語を紡いでいきます。
  今回は完全に彼女たちのアドリブで構成されています。


☆☆☆☆☆ イントロダクション ☆☆☆☆☆

── リンドビオルサーバのとある同盟では ──
── 気ままに天使たちが舞い降りては 一遍の物語を協力して紡ぎ 人知れず飛び去っていく──
── という噂がまことしやかに囁かれています ──

こちらの記事は「エンジェリック・ミスリル・ハーツ・フェデレーション」内「天使が舞い降りた」同盟において
天使たちの紡いだ物語を一般公開できる形で記録に残そうと考えまとめたものとなります。(天使たちの公開許可はいただいております)

「私に天使が舞い降りた!(わたてん!)」という作品世界から、こちらの世界に飛ばされてしまった天使たち。
戻る術が見つからない日々の中、お友だちの代理露店をこなしながら元気に楽しげに生活されています。
時折、突発的に始まるリアルタイムでの「物語の編纂(即興劇)」というお遊戯は、その完成度の高さ、内容の睦まじさにより
見る人に癒しと潤いを与えてくれるものとなっており、まさに【天使】のような存在となっています。


今回のメイン記述者は「姫坂乃愛」さん。
主なキャストは「星野ひなた」さんでした。



今回の観客の皆様です。今回はあまりにも突発だった為、お客様ご紹介用の一枚絵を撮影できなかったとのこと。上からの撮影となりましたことを何卒ご容赦ください。


私に天使が舞い降りた! 公式サイト より、プロフィール画像はこちらになります。(コンパクトにまとめました)








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──    ミャーさんには勝てないけれど    ──
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 ■作品イメージタグ■
  #私に天使が舞い降りた! #わたてん! #星野ひなた #姫坂乃愛 #ひなノア

 ■作品文体■
  一人称小説




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──    「ミャーさんには勝てないけれど」     ──
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「おー、のあ。今日もきてるのかー」
「あ、ヒナタちゃーん。そうなの。おじゃましてるネ☆」

 アタシは姫坂乃愛。小学6年生で、ヒナタちゃんのおうちのお隣に住んでる女の子。
 ヒナタちゃんのお姉さん、ミャーさんはお菓子作りがとっても上手で、ハナちゃんの胃袋をがっちりつかんでるくらいすごい人。
 アタシも、ヒナタちゃんにおいしいお菓子を食べてもらいたくて、このところミャーさんのところに通って教えてもらってるんだ―。

「おおー、今日はクッキーか!」
「そうそう! 上手にできてたらいいなぁ・・・」
「のあの作るものは、なんでもおいしいからな!」
「えへへ・・・ ありがと☆」

 今日のクッキーは、ミャーさんから教わった通りのレシピで作れたと思う。この一週間がんばったかいがあったー!

「じゃ、じゃあ。ヒナタちゃん・・・。あーん」
「お? おおー あーん!」

 ヒナタちゃんはクッキーを口に入れて、ゆっくりもぐもぐしてる。
 じっくり味わってくれてるみたいで、それだけでとっても嬉しい。
 実は、今日のクッキーはミャーさんのレシピ通りなんだけど、レシピには表れないところをていねいにていねいに作ってみたんだ。
 食べてくれるヒナタちゃんの笑顔を思い浮かべながら、ていねいに、ていねいに。
 チョコチップクッキーだけど、チョコが偏らないようにまんべんなく混ぜてみたり、そういうところを。

 ヒナタちゃん、喜んでくれるといいなぁ・・・。
 アタシはドキドキしながら、目の前のヒナタちゃんのジャッジをじっと待っていた。

「んんっ!? のあ、これ・・・」
「えっ・・・?」

 なんだろう。思っていた反応とはちょっと違って、ヒナタちゃんがクッキーを飲み込んで固まってる。
 そんな・・・。おいしくなかったのかな。どうしよう・・・。

「のあ、すごいぞ! みゃー姉のクッキーよりおいしいぞ!」
「え!? ホント? やったー!!

 よかったぁ。もう、ヒナタちゃん、溜め作るのこわいから反則☆
 でもよかったぁ。世界中のだれよりも、ヒナタちゃんに喜んでほしかったから。

「すごいなー。のあのお嫁さんになる人は、毎日幸せだろうなー」
「んもー、ヒナタちゃんってばー☆」

 いつか、アタシのクッキーで。ううん。もっとすごいケーキとかで。
 ヒナタちゃんをアタシに振り向かせるんだから! 覚悟しておいてよね、将来の「アタシのお嫁さん」!






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──    「ミャーさんには勝てないけれど」  完  ──
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■ エプイさんのイルミネーションアート(非圧縮原寸大) ■



こちらではエプイさんの素晴らしいイルミネーションアートを原寸大で掲載いたします。ゲーム内時間は昼間、イルミネーション自体は輝度最大時、上半分と下半分を乃愛さんがそれぞれ撮影してくださったものを合成で結合したものになります。
(イルミネーションの角度や、リネージュ2でのカメラの画角の問題から、本来はエプイさん推奨の「アート中心に立っての撮影」が理想ですが、お友だちの大切な作品を踏むことができず横に立っての撮影となったそうです。愛らしいですね)
乃愛さんの思いを汲んで、私の方で2枚の絵を結合するだけでなく、可能な限り歪みが生じない形に補正をさせていただきました。エプイさん、ご満足いただけましたら幸いです。






以下が「私に天使が舞い降りた!」公式ページにあります、 キャラクター紹介 の姫坂乃愛さんのお写真です。



「のあとここに住みたいくらいだ」とひなたさんがおっしゃるのもうなずける、素敵なイルミネーションアートでしたね。
ただ、天使たちも同盟員の代理露店としてのお役目がありますので、ひなたさんも目をこすりながらギランへと戻られたようです。

アデナアートやイルミネーションアートは、ある種花火と似た趣があるように思います。打ち上げてしまえば閃光のように光り輝きながら散る運命の花火と
配置してしまえばいつかは回収しなければならないアート。それぞれに共通の「瞬間の美」を持っています。天使たちも、有限の時間の中での素晴らしい
作品と出会えたことに感謝していることでしょう。

素敵な作品、ありがとうございました。









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