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ミスリルの救世主さん(以下ミキさん)が全体画像を撮り忘れたとのことで、保護者の皆様から画像をご提供いただけました。皆様、ご協力感謝いたします。
こちらはうらりんさんご提供の「夜のハロウィンパーティー」といった様相の一枚。遠くに象牙の塔を望む素敵なショットですね。
 なお、前回と同じようにこの時の公演会の記事を【週刊うらりん】に掲載してくださったようです。 →  【週刊うらりん】大型要塞で大張り切り
 記事では本記事の公演会のこと、うらりんさんとレム君のほほえましい露店風景や、レベリング、要塞戦、レイドツアーといったリネージュ2ならではの日常を垣間見ることができます。皆様ご一読くださいませ。



こちらはわためさんご提供の「昼のハロウィンパーティー」といった様相の一枚。明るい時間帯ですのでほっとしますね。




こちらはまいちゃんさんご提供の「マチルドさん包囲網」といった様相の一枚。みなさんきれいに円陣を組んでいたことが良く分かりますね。

スクリーンショットは「この瞬間を残したい」という思いが背景にあって生まれるものと思います。
天使たちの公演をお写真に残していただけたことをとても嬉しく思います。天使たちも大喜びすることでしょう。
保護者の皆様、いつも温かく公演を見守ってくださいましてありがとうございます。



 一般チャットで行われた実際の「オンライン☆わたてにんぐ劇場」のチャットログはこちらから。スクリーンショットは星野ひなたさんとミキさんがご提供くださいましたので、チャット内容や環境設定は彼女たち基準となります。
 今回も保護者の皆様の反応(パーティーチャット)をチャットログに時系列で入れこんでおります。


※血盟チャット部分と一般チャット部分は基本ひなたさんのものを、パーティーチャットと一般チャット混在部分はミキさんのものを使用しています。お二人のスクリーンショットを合成して1枚にまとめております。

イベント開始前、集合~ご歓談~お題発表時の様子
オンライン☆わたてにんぐ劇場 「ハッピーハロウィン with ディアマイフレンド」 01 チャットログ
オンライン☆わたてにんぐ劇場 「ハッピーハロウィン with ディアマイフレンド」 02 チャットログ
オンライン☆わたてにんぐ劇場 「ハッピーハロウィン with ディアマイフレンド」 03 チャットログ
オンライン☆わたてにんぐ劇場 「ハッピーハロウィン with ディアマイフレンド」 おまけ~解散 チャットログ

 このところ恒例となってきておりますが、同盟員だけでなく「天使たちのお友だち」を主な対象とした即興劇を、人数制限のない一般チャット(白チャット)にて実施してくださいました。
 今回は天使たちのお友だちであるエプイさんからのリクエストとなる「松本香子さんと星野みやこさんのお話」と、同盟員のグレン・ヴィータさんのリクエストとなる「松本香子さんと姫坂乃愛さんのお話」をMIXしたとのことで、
 本来は11月15日に公演する予定だったお話が時間的制約により持ち越しとなったものです。

 次回持ち越しとなり残念に思っておりましたが、転んでもただでは起きないのが天使たち。前回と今回の間に発売されました 「1st アルバム 「デリシャス・スマイル!」」  により、なんと予想外のブラッシュアップが果たされたとのこと。
 この辺りの妙味については、このページ下部の 【 コラム 】  にて詳述いたします。


 また今回も天使たちの裏方のやり取りとなる血盟チャットを公開していただけましたので、天使たちの微笑ましい舞台裏も含めてお楽しみください。

 主な観客はエプイさん、わためさん、まいちゃんさん、うらりんさんとレム君、ハーブ・フォースさん、暁美ほむらさん、ミキさんでした。



 ■記載ルール■
  メイン記述者(進行者。今回は松本香子さん)が直接一般チャットに地の文を書き、他登場人物は「」で囲む形でセリフを書くことで物語を紡いでいきます。
  今回は一部原稿を用意したとのことですが、ほぼ彼女たちのアドリブで構成されています。


☆☆☆☆☆ イントロダクション ☆☆☆☆☆

── リンドビオルサーバのとある同盟では ──
── 気ままに天使たちが舞い降りては 一遍の物語を協力して紡ぎ 人知れず飛び去っていく──
── という噂がまことしやかに囁かれています ──

こちらの記事は「エンジェリック・ミスリル・ハーツ・フェデレーション」内「天使が舞い降りた」同盟において
天使たちの紡いだ物語を一般公開できる形で記録に残そうと考えまとめたものとなります。(天使たちの公開許可はいただいております)

「私に天使が舞い降りた!(わたてん!)」という作品世界から、こちらの世界に飛ばされてしまった天使たち。
戻る術が見つからない日々の中、お友だちの代理露店をこなしながら元気に楽しげに生活されています。
時折、突発的に始まるリアルタイムでの「物語の編纂(即興劇)」というお遊戯は、その完成度の高さ、内容の睦まじさにより
見る人に癒しと潤いを与えてくれるものとなっており、まさに【天使】のような存在となっています。


今回のメイン記述者は「松本香子」さん。
主なキャストは「星野みやこ」さん、「白咲花」さん、「星野ひなた」さん、「姫坂乃愛」さん、「種村小依」さん、「小之森夏音」さん、「星野千鶴」さん、「松本友奈」さん、
スペシャルゲストとしてマギア✧レコードの世界から寺子屋主催者の「御園かりん」さん、「御園かリん」さんでした。



私に天使が舞い降りた! 公式サイト より、プロフィール画像はこちらになります。(コンパクトにまとめました)











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──  ハッピーハロウィン with ディアマイフレンド  ──
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 ■作品イメージタグ■
  #私に天使が舞い降りた! #わたてん! #松本香子 #星野みやこ #白咲花 #星野ひなた #姫坂乃愛 #種村小依 #小之森夏音 #星野千鶴 #松本友奈 #松ノア #松みや #ハロウィン #リクエスト #ディアマイフレンド

 ■作品文体■
  一人称小説
  三人称小説

 ■お題■
  「スイートポテト」
  「降臨」
  「乱入」

  ※オンラインでのわたてにんぐ劇場では、白咲花さんがメイン記述者に「3つのお題」を開始直前に出されます。
   メイン記述者もしくは参加者はランダムで出されるその「お題」を地の文やセリフのどこかに取り入れてお話をリアルタイムで紡ぎます。開始直前に発表される為、事前に考えておくことができません。
   今回はミスリル同盟員のグレン・ヴィータさんが1つ目のお題を考えてくださったそうで、それ以外を白咲花さんがランダム追加されて今回のお題となったそうです。
   事前にお題を出され、じっくり考えた場合でもランダムキーワードを取り入れて物語を紡ぐことはかなりの高等技術ですが、毎回みなさんすんなりとオンラインリアルタイムでこなされているので驚愕しております。

 ■今回固有の留意事項■
  この日はハーブ・フォースさんが23時までと事前に公言されていました。天使たちも事情は重々承知しており、度々血盟チャットで時間を気にするやり取りがなされていました。
  残念ながら03の途中でのログアウトとなってしまいましたが、「時間気にしてしっかりした公演ができないのは、一番フォーさん気にするところだから。時間は気にしないでみんながんばろー☆」
  と、天使たちのプロ意識を垣間見ることができました。天使たちの思いを受け、今回は可能な限り保護者様パーティーのチャットも全文掲載させていただき、ハーブさんにログアウトされた後の当日の雰囲気を最大限味わっていただこう
  という主旨で本記事を作成させていただいております。

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── 「ハッピーハロウィン with ディアマイフレンド」 ──
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01


「そんなだからミャーさんとの距離を縮められないんだと思うのアタシ」
「えっ・・・!?
 
 季節はひと肌恋しい季節になってきた、10月末。
 駅前のコーヒー屋さんで、学校帰りのノアちゃんに最近の悩みごとを聞いてもらっていたところ。
 このお店は、前にノアちゃんからの悩みごとを聞いたことがある場所。それからというものちょっとした相談事をするときに利用するようになっていた。

「ミャーさんって、押しに弱いと思うんだー」
「そ、そうね。それは私も知ってるんだけど・・・」
「分かってるけど、行動できないってことなんだネ」
「そんなことないわよ? 私だって毎日みやこさんの尾行・・・追跡をしているもの」
 
 ノアちゃんに相談しているのは、どうやったら今以上にみやこさんと仲良くなれるか、ということ。
 香子ちゃん、と名前呼びをしてくれるようになって、お友だちだと認めてくれはしたけど、でもまだどことなくよそよそしいというか・・・怖がられてるような感じがするのよね。
 それで、普段からひなたちゃんのお隣でみやこさんに接する機会の多いノアちゃんに、アドバイスしてほしくて話を持ちかけたんだけど・・・。
 目の前のノアちゃんはなんというか、呆れ顔をしているように見えた。
 
「そういう行動力じゃなくって、お友だちになりたいなら、お友だちとしてお誘いすればいいんだよー」
「お友だちとして?」
「そう。普通に遊びに行こうとか、お買い物に行こうとか、そういうの」

 私は高校時代から憧れ続けているみやこさんの傍に居たいという気持ちが強すぎて、みやこさんの後を追いかけているうちにストーキングのようなことをするようになった。
 毎日これだけ近くに居れば、当然みやこさんも心の距離が近づいていて、自然とお友だちと認識してくれているはずだと思っていた。
 でも、確かにみやこさんに気づかれないようにこっそりと見つめていたのだから、みやこさんからすれば私は「急に現れた怪しい人」でしかないだろう。怖がられているのはそれが原因なんだろうとは薄々気づいている。
 だから、そう。みやこさんとの距離を縮める為にも、「お友だち」にランクアップしたいと思っているわ。お互いにとってのね。
 でも・・・。

「でもほら、ノアちゃんも知ってる通りみやこさん出不精だから」
「うんうん。だからこそ、外に引っ張りだしてあげるのがお友だちなんじゃない?」
「外に・・・」
 
 ノアちゃんの言葉を聞いて、正直雷に打たれたような気がした。
 私はみやこさんは常に現在がベストだと思っているから、ひきこもりのみやこさんのことも否定はしないし、それはそれでみやこさんの素敵なところだと思っている。
 みやこさんを外に連れ出すのは無理だから、私がみやこさんのお宅に乗り込・・・散歩しに行っているというのもある。
 でも、ノアちゃんはそれだとダメだと暗に言っているみたい。
 確かに、世間一般的にはひきこもりはあまりよしとしない風潮があるのは分かっているわよ? でも、それを否定して「こうするべき」と押しつけるのはどうなのかしらと思ってしまう。
 それもみやこさんの個性だと思っているところもあるから。
 
「あのネ、マツモトさん」
「・・・ノアちゃん?」
「ミャーさんが学校以外でお外に出ているところって、マツモトさん的にレアでしょ?」
「そうねぇ。カメラ3台用意するくらいにはレアだわ」
「でっしょー? ミャーさんのそういうところ見たいなら、素直にお誘いすればいいだけじゃない?」
「素直に・・・」

 ああ、そういうことね。ノアちゃんはなにひとつみやこさんのことを否定してはいなかった。
 出不精のみやこさんも素敵だけど、それ以外のシチュエーションのみやこさんも魅力的だものね。それを見たいなら、素直にお誘いすればいいと。みやこさんの魅力を引き出す為の提案ということね。なるほど、さすがみやこさんのお友だちだわ。
 でも、その為にはなにかきっかけがないと・・・。
 
「あー、そういえば今度、ハロウィンパーティーするって言ってたナー。衣装作りとかお菓子作りとかするんだろうナー」
 
 ノアちゃんはその特徴的な前髪をぴこぴこさせて、テーブルの上のレモンティーを優雅に取りながら何でもなさそうに言った。
 そういえば、マイクからそんな会話が聞こえていたような気がする。今日が1029日だからハロウィンって・・・あら、明後日じゃない?
 そうなると衣装やお菓子の材料を早々に買ってこないといけないだろうし・・・。それを口実に私がお誘いするのはどうかしら。お買いものならひなたちゃんともう行ってるかもしれないけど・・・。
 いえ、外に出るという高いハードルが伴うイベントで、かつ花ちゃんが絡まないことはできるだけ後回しにするみやこさんのこと。きっとまだ行っていないはずだわ。そう。ここは先を越されないように先手必勝で行くしかないわね!
 
「ありがとうノアちゃん。それじゃ今からみやこさんのところに行ってデー・・・買い出しのお誘いをしてみるわ!」
「うんうん。アタシもお友だちとして応援してるから、頑張ってネ!」
 
 お代を置いて、ノアちゃんに挨拶をして。
 こうして私は通い慣れたみやこさんのお宅まで移動していったのだった。

02

 みやこさんのお宅に着いて、どうやってみやこさんのところに行こうか一瞬悩む。屋根伝いか、お庭からか。どうしようかしら・・・。
 でも、今日は普通のお友だちとして来ているのだから悩むことないわね。普通にインターフォンを押してみましょう。
 
 
ピンポーン
 
 
「はい」
「あ 松本です」
「ああ、香子ちゃん。いらっしゃい。みやこなら上にいるわよ」
 
 お母様に通してもらって、私は2階のみやこさんのお部屋へと移動する。
 いつもみやこさんのお部屋に入る時は気づかれないように忍び足で入るのだけど、今日は堂々とドアをノックする。なんだか新鮮だわ。
 
 
コンコン
 
 
「はーい」
 
 
ガチャ
 
 
「こ、香子、ちゃん・・・!? いらっしゃい」
「みやこさん、お邪魔するわね」
 
 みやこさんはいつも通りのジャージ姿だった。でも、それがいいのよ!
 思わずハイテンションになりかけたけど、理性で抑えてみやこさんに今日の目的を伝えてみる。

「────ということで、今から一緒に買い出しに行きましょう!」
「えぇ・・・。今日は、ちょっと・・・。ううーん」
 
 今日はみやこさんに予定がないことは調査済み。きっと外に出たくないだけね。
 でも、ここで引き下がったらせっかくのノアちゃんのアドバイスが台無しになってしまう。ここはちょっと強引にでも外に出てもらわないと。
 
「みやこさん。前にプレゼントしたお出かけ用の洋服一式、まだあるかしら?」
「え、あぁ、うん。外出する時にすごく重宝しているよ。ありがとう」
「また見たくなってしまったわ。是非あれを着てもらって、一緒にお買い物に行きたいわ❤」
「う・・・」
 
 みやこさんはしばらく悩んでいたけど、決心した・・・というか諦めがついたのか、ため息をつくとこちらに振り向いてくれた。
 
「それじゃあ、支度するから香子ちゃんはリビングで待っていてくれる?」
「分かったわ、みやこさん!」
 
 よかった。これでみやこさんと外出する約束は取り付けられたわね。うふ、うふふふふ・・・!
 私はリビングでお母様と談笑をしながらみやこさんを待つ。そういえば、前に聞きそびれたみやこさんの出生時の体重を聞いておこうかしら❤
 みやこさんのことを書きとめているマル秘メモ帳を取り出してお母様のほうに身を乗り出したところで、みやこさんが1階に降臨したわ。
 ううーん。残念だけれど、メモ帳はまた今度ね。
 
「香子ちゃん、お待たせ・・・」
「みやこさん、相変わらず素敵だわ・・・!」
「あ、ありがとう・・・」
「ん? みやこ外に出るの?」
「うん、まぁ・・・ちょっと、香子ちゃんとね・・・」
「へぇ。あのみやこがねぇ・・・。香子ちゃん、ありがとうね」
「いえいえ! みやこさんの為ならば、この香子命に替えてでも!」
「うんうん。ありがとうねぇ」

「もう、なんなの二人して・・・」
「香子ちゃん、みやこが迷惑かけるかもだけど、よろしくね」
「はい! ではお母様行ってきます! みやこさん、行きましょう」
 
 玄関先までお見送りをしてくれたお母様にご挨拶をして、私たちは駅前のデパートを目指して並んで歩いていく。
 少し肌寒いけれど、街路樹の紅葉がとてもきれい。こんなきれいなところをみやこさんと並んで歩けるなんて、私もういつ死んでもいいわ!
 思わず昇天しそうになったけど踏み止まる。危ない危ない。
 みやこさんと一緒に歩きながら、私は最近のことを聞いてみることにした。
 
「みやこさん、最近どう?」
「最近かぁ・・・。いつも通りで、大きな変化も特にないかなぁ。香子ちゃんの方はどう?」
「私は・・・」
 
 私も特に変わらずいつも通り。毎日みやこさんのことを見つめているし、妹のゆうはかわいいし。そう、いつも通りね。
 
「・・・私も特には。いつも通りだわ」
「そっかぁ。でも、いつも通りって、いいことだよね」
「・・・みやこさん?」
「いつも通りってさ、昨日と同じ今日、今日と同じであろう明日ってことでしょ? いいなぁって思うんだ」
 
 そうやって何でもなさそうに、穏やかな顔でつぶやくみやこさん。その自然なお顔がとても素敵で、ドキッとする。
 似たようなお顔はこれまでも仕掛けたカメラの映像データで見ていたけど・・・。何故かしら。すぐ近くで見る、カメラ越しではないみやこさんの素顔がとてもかけがえのないものに感じられる。
 これもお友だちとして一緒に行動していないと見られなかったものよね。改めてノアちゃんに感謝しないと。
 私は心のファインダーでみやこさんを捉え、目に焼き付けて。少しの間、目を閉じてみる。

 胸にじんわりとあたたかいものが広がっていく気がして、なんだかとても幸せだわ。
 みやこさんとの距離はいつも通り近くて、昨日までとそう変わらないけれど。
 今日はお友だちとしてそばに居られるのが大きな違い。こんな今日が、明日からも続いていってくれたら・・・。
 
「みやこさん、行きましょう!」
「わっ こ、香子ちゃん? ちょっと」
 
 私はみやこさんの手を取って軽く駆け足で進む。みやこさんもついてきてくれているわ。
 そう。明日からも今日のような日にできるかは、今の私にかかっている。
 頑張るのよ、香子!

03

「はぁ~・・・ 無事に帰ってこられたぁ・・・」
「おつかれさま。みやこさん」
「香子ちゃんもおつかれさま。一緒にありがとうね」
「どういたしまして❤」
 
 ハロウィン衣装用の生地と、パーティー用のお菓子を作る材料。どっさり買い込んで、二人で頑張って持ち帰ってきたところ。
 冷蔵庫に入れるべき材料だけは先に入れこんで、今はひとまず休憩ということでリビングで休ませてもらっている。
 ソファに身を預けてだらりとしているみやこさん。その緊張感のなさがいいのよ!
 緊張感のなさ・・・。あら、私がそばにいるのにいいのかしら?
 
「・・・香子ちゃん、紅茶でいい?」
「あ・・・。ありがとう。いただくわ」
 
 そんなだらりとしたみやこさんを見つめていたら、みやこさんがむくりと立ち上がってキッチンのポットの方へと移動していく。
 私の紅茶をみやこさんが・・・。みやこさんが淹れてくれるなんて。こんな贅沢なことがあっていいのかしら・・・!
 またもや昇天しそうになりながら、キッチンのみやこさんを眺める。慣れているというのもあるでしょうけど、やっぱりみやこさんはキッチンでの立ち居振る舞いが素敵。一切無駄のない動きで、テキパキと紅茶を淹れていく。
 見惚れている間にとてもいい香りが漂ってきて、あっという間にテーブルにティーセットが運ばれてきた。
 きっと昨日の花ちゃんたちに出した余りでしょうけど、カラフルなマカロンも添えられていて。豪華なお茶会という感じ。さすがみやこさん❤
 
「いただきます」
「はーい。いただきます」
 
 みやこさんの紅茶をいただく。ダージリンかしら、結構強めの香りだけれど渋すぎもせず、とてもやさしく飲みやすい。まるでみやこさんのよう。

 お母様はお買いものに出かけているらしく、お姿が見えない。今は平日の午後4時くらいだけど、ひなたちゃんたちも1階にはいないようだった。もしかしたら、ノアちゃんが気を利かせてひなたちゃんたちを2階のお部屋に留めてくれているのかもしれないわね。
 つまり、リビングには私とみやこさんの二人きりということで・・・。
 
「・・・香子ちゃん」
「え、あ。なにかしら? みやこさん」
 
 みやこさんはティーカップを両手で包むように持って、じっと紅茶の水面を見つめている。私の作ったお洋服を身に纏ったみやこさん。少し細められたその右目がとても美しくて、まるで慈愛の女神のよう。
 少しだけ微笑んでいるみやこさんはちょっと考え込んでいるようだった。私はそんなみやこさんの様子を見つめながら、次の言葉を待つ。
 
「・・・私ね、小さい頃から人見知りで、いつだってひとりぼっちだったんだ。そばにいるのはひなたとお母さんだけでね・・・」
「誰かとうまく話すことが出来なくて、うまく笑うこともできなくて、いつも浮いていたんだ。私・・・」
 
 香子ちゃんも知ってるかも知れないけどね。
 みやこさんはそう言って、私に寂しげな笑顔を向けてくれた。
 みやこさんのことならみやこさんより詳しい自信のあるこの松本香子、高校時代からの様子しか分からないけれど、そのことは百も承知だった。
 そんな寂しそうな顔をしないで、みやこさん。自己評価の低いあなたに、これだけは改めて伝えないと。
 
「・・・だけど、私はそんなあなたのことを見ていたわ。どんな時だって、あなたのとても近くで」
「好きなことに打ち込んでいる時のあなたは、他の誰よりクールで、私は憧れていた。そして今もその気持ちに変わりはないわ」
「香子、ちゃん・・・」
 
 互いに見つめあって、思いを吐露し、馴染ませて、すり合わせていく。こういうの、お友だちじゃないとできないことよね。距離感やシチュエーションとか。

 ただただ一方的に見つめていた頃の私とは違う。今はこうしてみやこさんのそばに居られることが、みやこさんの視界に入ることが、話し相手になれることが、幸せ。
 みやこさんはほっとしたようなお顔になってくれた。なんてきれいな笑顔なのかしら。
 
「ありがとう、香子ちゃん。それでもね、いつの間にか気づいたら、まわりが賑やかになっていたんだ」
「これは本当、ひなたのおかげ。ひなたが花ちゃんたちをうちに連れて来てくれたからだもんね」
「でも・・・。香子ちゃんもそうなんだって、最近思うようになって。最初は怖かったけど、でも」
「私と、友だちになろうとしてくれた。そして、こうして友だちになってくれた。同い年のお友だちは香子ちゃんだけだから、嬉しくて・・・」
 
 やさしくて、美しい笑顔のみやこさんに、そんなことを言われてしまったら・・・今度こそ本当に昇天してしまうわ。
 だけど、まだ言わないといけないことがある。香子、しっかりするのよ!
 
「・・・みやこさん。私はあなたと話すことができるようになって、今とても幸せよ」
「こちらこそ、ありがとう。みやこさん」
 
 みやこさんはちょっと赤い顔をしながら、でも目をそらさず微笑んでくれた。そして、私の方に右手を差し出してきて・・・握手してくれた。こんな幸せなことがあっていいのかしら❤
 
「その・・・苦手なことも多いし、出来ないことも多いけど」
「私もその、うまく言えないけど・・・えっと、これからもずっと」
「「よろしくね」」
 
 みやこさんと握手をして、更にそれを左手で包むようにして。
 まだ少し冷たいみやこさんの手を温めるように。私の思いがより伝わるようにと祈りながら。

「・・・ふふ」
「えへへ・・・」
 
 ダージリンの濃密な香りに包まれたリビングの中で。
 しばらくの間、私はそうしてみやこさんと手を繋いでいた。

おまけ。

「おねぇ!」
「あらー ゆう、かわいいわ」
「みゃーこ!」
「うん。ゆうちゃんもとってもかわいいね」
 
 1031日。ハロウィンパーティー当日。
 星野家には大勢の子どもたちが集まってきていて、お母様方はキッチンでお料理の仕上げでてんてこ舞いのご様子です。
 
「みゃーこ、おて! ばーん!」
「んんー・・・。私は犬じゃないんだけどなぁ」
「みやこさんのリードは私が持つわ!」
「えぇ・・・」
「いえ、お姉さんのなら私が持ちます」
「ちょっ 花ちゃん!?
「ミャーさん飼い主見つかってよかったネ☆」
「いやいや、何を言って」
「みゃー姉、毎日エサあげにいくからな!」
「・・・ひなた?」
「ぷっ くく・・・ 大人気じゃないかみやこ。こっちはやるから子どもたちよろしく」
「ちょっと、お母さんまでー!」
 
 相変わらずみんなから大人気のみやこさん。大勢に囲まれて、まんざらでもない様子で苦笑いしています。
 
 
ピンポーン
 
 
 インターフォンが鳴り響き、誰だろうとみんなで玄関口までお出迎えにいきます。
 ドアを開けると、そこにいたのは────。

「トリックアンドトリート!」
「お菓子をいただきにきたぞ。ついでにイタズラもしちゃうのだ!」
「わー ジェミニだー! すごーいカワイイ☆」
「おー、なんか残像が見えるな!」
「ひなた、たぶんあれ残像じゃないよ。双子だよ」
「そうなのか!? そっくりだぞ!」
 
 マギアレコードの世界で活躍している魔法少女、御園かりんちゃんでした。
 何故かこちらの世界では双子として活動しているかりんちゃんたち。先輩のアリナ・グレイさんと共に仲良くしているそうですが・・・。
 先輩の体がもたないかもしれませんね。
 
「ふっふっふ・・・。我こそハロウィンの生んだ魔法少女、マジカル☆かりんなのだー!」
「マジカル☆かリんなのだー!」
「あ、かりんちゃんたち。いつも寺子屋活動おつかれさま。はいこれ、二人のお菓子だよ」
「え わ・・・ すごいの。ありがとうなのー!」
「わーい。おいしそうなのー!」
「・・・餌付けされてる」
「それ、ハナちゃんが言っちゃイケナイと思うのアタシ」
「ちゃんとおうちに帰ってから食べてねー。アリナさんにも分けてあげてね」
「ありがとうなのー!」
「はいなのー!」
「みんな、ハロウィンパーティー楽しんでなのー!」
「ばいばーい♪」
「ばいばいなのー♪」
 
 颯爽と箒に乗って、上機嫌で次の民家を目指すかりんちゃんたち。
 14歳のお二人ですが、お菓子が大好きなのはやはり子どもの証拠かもしれませんね。
 
「すごい、ホウキに乗ってる! かの、魔法少女ってリリキュアみたいなものなの?」

「ううーん。どうなんだろう。ホウキに乗ってたし、魔法少女っていうより魔女って感じするね。パン屋さんで働いてそう」
「そうだネ。でも魔法少女も魔女も、どっちも同じものなんじゃない?」
「そうなのかな・・・。あ、お姉さんこのスイートポテトおかわりお願いします!」
 
 まどか☆マギカ関係者がドキリとするようなノアちゃんの発言もありつつ。
 天使たちの穏やかな、いつも通りのやり取りがなされています。
 
「へへ・・ のあ、トリックあーんどトリック!」
「・・・へっ? トリックだけなの?」
「おう! さっきの子たちトリックしていかなかったからなー。のあがお菓子持ってても持ってなくてもトリックしちゃうぞ!」
「えぇー、そんなーゴムタイなー☆ でもどんなトリックなんだろー? わくわく!」
「トリックといえば、あれだ! はな、やるぞ!」
「え? いいけど・・・」
 
 花ちゃんは拳を頭の上に振りかざし、ひなたちゃんはノアちゃんをズビシッと指さし、いつも通りの大きな声で叫びました。
 
「なぜベストを尽くさないのか!」
「のあの事は、ぜんぶすべてスリッとまるっとゴリッとえぶりしんぐお見通しだー!」
「トリックってそっちー!? ええっと、そうなるとーアタシはー・・・ どんとこい超常現象☆」
 
 
 ま さ か の 別 番 組 乱 入 ☆
 
 
 ハロウィンパーティー会場は一時混乱によりざわざわとしていましたが、それも天使たちによって自然と収束していきました。
 
「でも、かの。授業でやってたけど、「どんと」って否定の意味よね?」
「・・・よりちゃん?」

「それなら、「どんと+来い」だと「来ないで」って意味になるわよね?」
「・・・え?」
「超常現象来ないでってことね!」
「よりちゃん、ぜんぶまるっと違うと思うなぁ」
「かの!?
 
 どんなに別番組が混ざろうと、天使たちは天使たち。ある意味すごいですね。
 少し離れたところからみやこさんを中心に眺めていた松本さんは、そっとみやこさんに寄り添うとこう伝えました。
 
「・・・みやこさん。私ね、みやこさんが言っていたこと、理解できた気がするの」
「香子ちゃん?」
「いつも通りが最高ってこと。昨日と同じ今日、今日と同じであろう明日が来るって、幸せなことよね」
「・・・うん。この時間が続いてくれたらいいなって。そう思うんだ」
「ふふ、私もよ。これからも、これまで通りに。みんなで穏やかな時間を過ごしていきましょうね」
「香子ちゃん・・・。うん、そうだね」
 
 松本さんとみやこさんは互いに微笑みあうと、みやこさんは花ちゃんのところへ。松本さんはゆうちゃんのところへと移動してゆきました。
 
「あ、お姉さん。・・・みやこ、お手、です」
「えぇ~ まだそれ続いてるの? ・・・わん」
「あはは、みゃー姉かわいいな!」
「ミャーさんも、ハナちゃんなら本望なんじゃない? マンザラでもなさそうだし☆」
 
 天使たちを中心とした、この穏やかな時間の中で。
 松本さんもみやこさんとの距離を縮めることができて幸せそうにしています。
 
「おねぇ! こよねーちゃ、ばーんちてくれた!」
「ふふーん。やられ役ならまかせなさーい!」
「それでいいのかなぁ・・・」

「あら、よかったわね、ゆう。こよりちゃんもかのんちゃんもありがとう」
「どんとこーいよ!」
 
 ノアちゃんのアドバイスから始まった今回の一連の出来事で、松本さんは「見つめている側」から「共に歩むお友だち」になれたのでしょう。
 みやこさんの表情もやわらかくなり、これこそ松本さんが望んでいた関係性なのかもしれませんね。
 これからも、これまで通り穏やかに。そして、新たな関係性でより幸せな時間を過ごせるといいですね。
 天使たちを中心に、天使たちのお友だちも含めて、あたたかな幸せが広まっていきますように────。



──────────────────────────────────
── 「ハッピーハロウィン with ディアマイフレンド」 完 ──
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たねあかし



集合写真、およびチャットログにもありますように、今回は「松本友奈」さんがわたてにんぐ劇場にデビューされました。




プロフィール画像はこちらになります。(自作しました)




「おまけ」の冒頭から登場した友奈さんでしたが、アニメ寄りのセリフ回しで非常にかわいらしいですね。

原作の漫画では姉であるあの松本さんですら交渉で丸めこんでしまう話術を持つ友奈さん。最年少ながら末恐ろしいですね(苦笑)






また、今回はハロウィンのお話ということでミスリル同盟内で「ハロウィンといえばこの人」と呼び声高いお二人、「御園かりん」さんと「御園かリん」さんもゲスト出演をされました。




彼女たちはマギア✧レコードの本編ストーリーにはあまり絡まないのですが、蒼樹うめ先生デザインということもありそのキャラクター付けも相応のインパクトがあります。
愛らしい原作絵をご覧いただこうと思いまして壁紙を作ってみました。10分で作ったものですのでクオリティは目をつぶってください(汗)





「ハロウィンの生んだ魔法少女」として登場した彼女たち。本編ストーリーに大いに関連する前衛芸術家、アリナ・グレイさんの後輩であり、マンガを描いてはアリナさんにダメだしをもらうという関係性です。
ツンデレ気質のアリナさんですが、意外と仲の良いアリナさんとかりんさんはよくセットで語られることが多いですね。「アリかり」という組み合わせが存在するくらいの仲良し具合ですので、ご興味のある方は検索してみてください。
こちらの世界では2対1の関係ですので、松本さんのナレーションにあるようにアリナ先輩の体がもたないでしょうけども(苦笑)














【 コラム 】

今回の公演【ハッピーハロウィン with ディアマイフレンド】における公式キャラクターソングとのリンクについて。

■03における、みやこさんと香子さんのセリフの掛け合いとキャラクターソングの関係性について

 今回の公演では11月25日にリリースされたばかりの天使たちの ファーストアルバム「デリシャス・スマイル!」 に収録されています、みやこさんと香子さんのデュエット曲 「ディアマイフレンド」という歌の歌詞 を松本さんとみやこさんがそれぞれ非常に上手に吸収し、吟味・醸成され、公演中の重要なセリフとして位置づけるというファインプレーが見られました。
 お二人の関係の、今後の方向性を決定づける仕上げのやり取りに「公式のお墨付き」とも言えるキャラクターソング内のセリフを使用する辺り、相当の手練だなと感服いたしました。
 以下、部分的に歌詞を抜粋して今回の松本さんたちの実際の公演内のセリフと比較してみましょう。分かりやすいように文字列に色をつけてみました。

■■■■■ ディアマイフレンドの歌詞 後半部分抜粋 ■■■■■
赤文字:星野みやこさん担当パート
青文字:松本香子さん担当パート
桃文字:みやこさん&香子さんデュエットパート

小さい頃から人見知りで いつだってひとりぼっちだった
誰かとうまく話すことが出来なくて
うまく笑うことも出来なくて いつも浮いていた


だけど私はそんなあなたのことを見ていた
どんな時だって あなたのとても近くで
好きなことに打ち込んでいる時のあなたは
他の誰よりクールで 私は憧れていた


いつの間にか気付くと まわりが賑やかになってた
あなたと話すことが出来て私は今とても幸せ
苦手なことも多いし 出来ないことも多いけど
うまく言えないけど…えっと、これからもずっとよろしくね


■■■■■ 実際の公演内のセリフ 03より抜粋 ■■■■■
赤文字:星野みやこさんの歌詞とほぼ一致する部分
青文字:松本香子さんの歌詞とほぼ一致する部分
桃文字:みやこさん&香子さんの歌詞と一致する部分

「・・・私ね、小さい頃から人見知りで、いつだってひとりぼっちだったんだ。そばにいるのはひなたとお母さんだけでね・・・」
誰かとうまく話すことが出来なくて、うまく笑うこともできなくて、いつも浮いていたんだ。私・・・」

「・・・だけど、私はそんなあなたのことを見ていたわ。どんな時だって、あなたのとても近くで
好きなことに打ち込んでいる時のあなたは、他の誰よりクールで、私は憧れていた。そして今もその気持ちに変わりはないわ」
「香子、ちゃん・・・」

「ありがとう、香子ちゃん。それでもね、いつの間にか気づいたら、まわりが賑やかになっていたんだ」
「これは本当、ひなたのおかげ。ひなたが花ちゃんたちをうちに連れて来てくれたからだもんね」
「でも・・・。香子ちゃんもそうなんだって、最近思うようになって。最初は怖かったけど、でも」
「私と、友だちになろうとしてくれた。そして、こうして友だちになってくれた。同い年のお友だちは香子ちゃんだけだから、嬉しくて・・・」

「・・・みやこさん。私はあなたと話すことができるようになって、今とても幸せよ」
「こちらこそ、ありがとう。みやこさん」

「その・・・苦手なことも多いし、出来ないことも多いけど
「私もその、うまく言えないけど・・・えっと、これからもずっと
「「よろしくね」」




 いかがでしょう。ミキさんがすぐに「ディアマイフレンドの歌詞だ」と気付いたように、ほぼそのままのところもあります。しかし、特にみやこさんのセリフは本作の意図を汲み取り、歌詞としてはそぎ落とされたであろう補完をして上手に膨らませることに成功しています。
 通常、「歌用として完結している歌詞」を物語のセリフとして取り入れる場合、どうしても違和感と言いますか「あ、歌詞の引用パートに入ったな」と分かる切り変わりが存在します。みやこさんと松本さんはそこを可能な限り違和感を低減する方向でまとめ上げており、一見すると「まったくの別ソースであるキャラソンの歌詞を持ってきた」とは気付かないレベルに到達しています。

 恐ろしく高度なことをリアルタイムでされているということで、今回コラムにて特筆すべき点として記載させていただきました。

なお、天使たちのファーストアルバムについての公式視聴動画は以下となります。

わたてん☆5 1stアルバム「デリシャス・スマイル!」 クロスフェード試聴動画(ムービー付き)
星野みやこさんと松本香子の「ディアマイフレンド」公式視聴動画(ムービー付き)
白咲花さんの「スイーツランド・パラドックス」公式視聴動画(ムービー付き)
星野ひなたさんの「みゃー姉!!」公式視聴動画(ムービー付き)
姫坂乃愛さんの「参上!小悪魔エンジェル」公式視聴動画(ムービー付き)
種村小依さんの「My canon」公式視聴動画(ムービー付き)
小之森夏音さんの「いっしょにおててをつなごうね」公式視聴動画(ムービー付き)















■ ヴァラカスサーバのわたてんイルミネーションアート(喫茶店での乃愛さんバージョン) ■



ヴァラカスサーバ在住のまいちゃんさんは、生粋のイルミネーションアーティストです。
このところ、公演会の題材に応じたイルミネーションアートをヴァラカスサーバにて作ってくださっているようで、
今回は松本さんの相談を喫茶店で受けているシーンの乃愛さんを描いてくださったようです。
この時の乃愛さんは小学生とは思えない洞察力と観察力にて大学生の松本さんを導き、叱咤激励し、送り出すという
まさにトリックスターと言える役割を果たされました。メインは松本さんとみやこさんのお話となった今回の公演会
でしたが、わずかな登場においてもキラリと光る才覚を発揮した乃愛さんを題材にされたまいちゃんさんのお気持ちも
非常によく分かります。今回も撮影者は姫坂乃愛さんでした。









ヴァラカスサーバにて、今回のメイン記述者であった松本香子さんと、
ファインプレーを発揮した姫坂乃愛さんとで観賞されたようです。

撮影にご一緒いただけた為、改めてのご報告となりますが、作者のまいちゃんさんに
しっかり天使たちに見ていただけたことをご報告すべくこちらに掲載させていただきました。

素敵な作品、ありがとうございました。









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