なりきり夏音さん
実は、原作においても一度だけ「夏音さんが小依さんになりきるお話」がありました。
原作8巻63ページ タイトル「なりきり」
原作8巻64ページ タイトル「本人登場」
軽く説明しますと、掃除のお時間に小依さんが空っぽのごみ箱を持ってごみ捨てに走って行った後、クラスメイトが「×のバレッタ」を拾ったと夏音さんの元に届けてくれました。その「×のバレッタ」を持ったままひなたさんと夏音さんはごみ捨て場や保健室を探しましたが小依さんは見つからず、教室に戻ると小依さんの机の上にもうひとつの「×のバレッタ」が置かれていて────。
という状況です。ショートヘアーの夏音さんが必死に小依さんのヘアスタイルの真似をしているところが愛らしいですね。
ひなたさんも夏音さんも「小依さんならどう考えて行動するかをなりきりで考えてみよう」となった際、「それをするのは夏音さん」と当たり前のように捉えているのが面白いですね。「こよりになって考えてみるか!」「こよりのマネしてみたらどうだ?」とひなたさんが提案するも、それをするのはすべて夏音さんという(苦笑)
原作をダシに使うわけではないのですが、「原作準拠でのなりきり」はこのくらいの水準ということが分かります。やはりおさななじみであるからこそ、相方の真似をするのは恥ずかしいということですね。
公演会における小依さん夏音さんは
・恥ずかしがっている場合ではない
・強制力を持った入れ替わりが起きた
・完璧に互いの真似をしなければ周囲を心配させてしまう
という非常にシビアで切羽詰まった状況であったことも加味する必要がありますが、それにしても原作の水準を遥かに超えた「なりきり」だったと言えるでしょう。
キャラクターソングとのリンク
「一緒におててを繋いで」というこちらの箇所ですが、小之森夏音さんの2曲目のキャラクターソングのタイトル「いっしょにおててをつなごうね」の引用となります。
夏音さんのキャラクターソングのタイトルは2曲ともすべてひらがなとなっており、それが更に夏音さんのやわらかくあたたかいイメージを補強していると感じられます。
「とっておきのことば」「いっしょにおててをつなごうね」
いずれも小依さんへの包み込むような想いが込められている名曲です。今回のチャットログを参照される際のBGMにお勧めです。
【 真里愛様が見てる 】
由貴真里愛さんは、リネージュ2においてはミスリル・イデア所属のイースハイエロファントさんです。出身世界は「マギア✧レコード」というスマートフォン向けゲームであり、つまりは里見灯花さんや柊ねむさんと「同郷」です。
ひなたさんのようなサイドテールが愛らしい、母性あふれる高校生魔法少女さんです。苦しんでいる子どもに手を差し伸べずにはいられない性格で、学童保育でアルバイトをされています。魔法少女姿が保母さんのようなデザインなのもその為です。その母性溢れる性格と言動からクラスメイトからも様付けされて呼ばれてしまうという、天性の聖母属性の方です。
リネージュ2においても小さな子どもたちに庇護欲をかきたてられるそうで、既にひなたさん乃愛さんとは面識があるご様子。ミスリル同盟に所属の小学生の魔法少女さんたち(高町なのはさん11歳、フェイト・T・ハラオウンさん11歳、八神はやてさん11歳、千秋理子さん11歳、千歳ゆまさん11歳、環ういさん12歳、里見灯花さん12歳、柊ねむさん12歳、百江なぎささん(年齢不明))とは直接的な面識はないものの、接点があれば間違いなくお母様役を買って出ることでしょう。
※各位の年齢はマギア✧レコード準拠。オリジナル作品世界においては年齢が異なる方もいらっしゃいます。
※百江なぎささんは公式情報として「年齢不明」とされていますが、映画「叛逆の物語」のラストシーンにてランドセルを背負っていたことから小学生であることは間違いなさそうです。
今回は短時間でしたが、天使たちの公演を間近に見ることができてよかったですね。
完璧に我がものとして取り込み、駆使されている原作ネタについて。
小依さんのこの「私はドジっ子じゃにゃあ!」という魂の叫びは、噛んでいる訳でもなく、打ち間違えている訳でもありません。このセリフは原作3巻の第24話にあります「ドジっ子」というタイトルの4コマ漫画の一節をそのまま引用されているのです。
状況を説明しますと、小依さんがコンビニに寄り道をして購入されてきたイチゴ味ポテチをポテチパーン現象により撒き散らしてしまい乃愛さんと拾い集めているシーンであり、階下ではみやこさんと夏音さんがみなさんのおやつとしてプリンを作っている状況での一節です。
じわじわ来ますね(失笑)
ともあれ、このような原作からの引用を瞬時にでき、かつ対応する乃愛さんたちもそのネタに対して非常に適切に対応できていることが分かります。彼女たちの原作愛、理解度、応用力は計り知れないですね。
マギウスのトップである二人の小学6年生
ご紹介が遅くなりましたが、今回の保護者様PTにおいて撮影係と物語の解説役を買って出てくださいました、里見灯花さんと柊ねむさんです。
お二人も出身世界は「マギア✧レコード」というスマートフォン向けゲームであり、その本編ストーリーに大きな影響を与えるキーパーソンです。お二人とも小学6年生にして「マギウス」と呼ばれる三賢者であり、里見灯花さんは徹底した合理主義者で非科学的な事を信じない現実主義者。天体物理学を修めた理系の天才です。柊ねむさんは自己承認欲求を満たすために物語を書き始め、ネット上で掲載すると天才小説家と評されるようになりました。
「想像する小説家のねむちゃんと想像を叶える科学者の灯花ちゃん、ふたりがいればこの世界は何でもできる」と親友に言わしめるほどの天才小学生コンビです。
灯花さんの撮影がなければ本記事を作成できませんでしたし、ねむさんのまさに現役小説家ならではの慧眼による保護者様PTでの各シーン解説は非常に素晴らしいものでした。
最近の小学生は眩い輝きを放つ才能を持つ方が多いですね(遠い目)