天使の元へ集いし猛者たち
6月17日から公演日の8月21日までは65日間ありましたが、この期間に血盟名声値を2,075,000ポイントほど稼いだことになります。(レベル6まであと10,000ポイントとのことでしたので、レベル6までに必要となる合計2,085,000ポイントから10,000ポイントを減算しています)
まずここで、各レベルアップに必要となる血盟名声値をまとめておきましょう。
血盟レベル | 必要血盟名声値 |
---|---|
0→1 | 35,000 |
1→2 | 80,000 |
2→3 | 140,000 |
3→4 | 315,000 |
4→5 | 560,000 |
5→6 | 955,000 |
6→7 | 2,690,000 |
7→8 | 4,050,000 |
8→9 | 5,930,000 |
9→10 | 7,560,000 |
10→11 | 11,830,000 |
11→12 | 19,110,000 |
12→13 | 27,300,000 |
13→14 | 36,400,000 |
14→15 | 46,410,000 |
現在ミスリル・リンクは血盟レベル9から10へと上げようとしておりますが、そこから先は天文学的数値の血盟名声値が必要となることが分かります。途方もないエンドコンテンツですね。
インタビューに画像がありますが、この65日間にミスリル・ハーツ同盟に所属していた数多のメンバーがわたてん公演会部血盟に異動し、名声値を稼いでくれたようです。その出身作品は様々であり、リスト化しますと以下のようになります。
●ひだまりスケッチ(まんがタイムきららキャラット 芳文社)
●魔法少女まどか★マギカ(株式会社シャフト)
●マギア✧レコード(魔法少女まどか★マギカ外伝 株式会社f4samurai)
元々、ミスリル・ハーツ同盟には「原作となる作品世界をバックボーンとして持つキャラクター」が多く所属しており、彼女たちは様々な理由によりリネージュ2日本サーバ・リンドビオル上に「精神体」「エーテル体」「概念」という形で宿り、生活しています。その受け皿として長年機能してきたのが他でもないミスリル・リンクであり、ミスリル・ハーツ同盟です。
彼女たちも天使たちと立場を同じくしており、「原作という看板を背負う形で存在」しています。中にはゲーム内での立ち居振る舞いと生き方そのものをキャラクターの成り立ちとリンクさせ「存在理由」にまで昇華させている方々もいます。(例:原作に於いて自らと同じく苦しみ迷う魔法少女を開放し、救い、解脱させた鹿目まどかさんは、リンドビオルサーバに於いては寺子屋という活動を立ち上げ、リネージュ2での狩りの楽しみ方が分からず苦しむ多くの方々へ遍く救済の翼を広げようとされていることはみなさんご存知の通りです)
今回の異動と力添えは、ミスリル・ハーツ同盟内魔法少女連盟の要であり円環の理の鹿目まどかさんの号令が発端となったことは事実です。しかしながら、実際に異動して協力した彼女たちからは異口同音に「それだけではありません」との声を聞きました。
「パッションを感じるんだヨネ、あの子たち。やりたいことがあるならアリナはアシストするワケ」
「僕も興味があるよ。彼女たちの魂の輝きに。本媒体という枷を捨て飛躍せんとする天使たちに。」
「天使として奇跡を起こすなんて、インキュベーターより魅力的。わたくしも同い年だし後押しするにゃー」
「ひだまり荘201号室の、ゆのと申します。大変なことをしようとしてる小さな子たちを応援します!」
「神浜マギアユニオンとしてできることをしていきます。天使たちの補佐はその第一歩です」
「この時代の天使様を直接的に支えることができるなんて光栄の至りです。Lumière aux anges!(天使たちに光あれ!)」
各組織・グループの代表者にコメントをいただきました。みなさん一様に「天使たちの持つ可能性に惹かれて行動した」「誰かにお願いされたからではなく自らの意志で協力することを選んだ」ということですね。自発的に誰かの為に動けるということは、ミスリル・ハーツ同盟の数少ない誇れる点と自負しております。
微笑ましく「わたてん!」らしい同盟結成
「第1話 もにょっとした気持ち」より、みやこさんのプリンが美味しすぎて後光を放つ花さん
「お姉さんのプリンが食べたいです」という第一声が産声となり、この時「天使が舞い降りた」同盟が創立されました。おめでとうございます。
同席された保護者のみなさまも盛り上げてくださっており、この「適度に力の抜けるちょうどよい加減」を堪能されていました。同盟主となる花さんの大好物が「お姉さんの作ったプリン」ですので、誠にわたてん!らしく微笑ましい、愛に裏打ちされた船出だったと言えるでしょう。
以下は椋木ななつ先生のツイッターより、花さんとプリンにまつわるイラストを何点か掲載させていただきます。
本格的な舞台公演を象徴する「バミリ」に見る、天使たちのプロ意識
えてなさんのおっしゃる通り、今回の公演会では天使たちが舞台設営時に「バミリのテープ代わりとなるイルミネーション」を設置していました。それぞれのイメージカラーで、花さん=パープル、ひなたさん=オレンジ、乃愛さん=イエロー、小依さん=レッド、夏音さん=ホワイト、友奈さん=ブルーと分かりやすく置かれていましたね。
リアルでの舞台公演やダンスなどでの会場設営においても、このバミリを「大道具の配置を示す」「演者の立ち位置を決める」といった目的の為に床に設置します。舞台が観客から見えない場合は、床にカラーのビニールテープを張り付ける形でバミリを設置します。
以下、リアルにおけるバミリについて軽く解説いたします。
バミリという言葉は「ばみる=場を見る」という言葉から派生した舞台用語とされています。場を見るという意味の通り、演者やダンサーが「自分が舞台上のどの位置に居るべきなのか」を瞬時に判断する目的の為に用いられるものです。今回の天使たちは「固定位置から動かないように」「動いたあと元の位置に戻れるように」という目的の為に使用しており、特にエンジェルフォール・スターマインイベントにおける花さんは会場を走り回りながら花火を打ち上げていましたので、その後定位置に戻る為の目印として活用されていたようです。
実際の舞台ではどのようにバミリを設置しているのかにつきまして、一般的な形ではないかもしれませんが天使たちによるファーストライブ「デリシャス・スマイル」の映像から舞台の絵を抜粋して解説してみたいと思います。
わたてん☆5 1stワンマンライブ「デリシャス・スマイル!」より、種村小依さん(大和田仁美さん)のソロ曲「あかいろリトルリーダー」と「My canon」の間の暗転時
暗転時ですので薄暗いのですが、明度を調整して床の印が可能な限り見やすくなるようにしてみました。
まず、舞台そのものをご覧ください。一見しただけでは何も印らしきものがないように見受けられます。
しかし、よく目を凝らしてみるとぼんやりと舞台上に「立ち位置の目安となる印」と「バミリ番号札」が設置されていることが分かります。(番号札は舞台中央から見た時に正となるようになっていますので、手前側の番号札は上下逆に設置されています)
舞台に設置されている各種印と番号札をマークアップ
黄色の文字で記載してみましたが、見落としてしまいそうな印が舞台上にいくつか設置されています。本来、バミリは「演者から見やすく分かりやすく設置する」ことが必要ですが、このデリシャス・スマイルのライブではカメラが上から舞台を撮影する為、極力映像に残らないよう目立たない形でバミリとなる印が設置されているものと考えられます。
舞台前後の同じ番号札と、中央とその少し正面側に横に並ぶ印をピンクのラインで結んでみます。
マークアップした各種印と番号札を線で結んだもの
これでようやく、舞台上の立ち位置を指定する「バミリ」が浮き上がってきました。
各ラインの交差するポイントと、各ラインで区切られたゾーンが恐らく演者のみなさまの立ち位置を表しているのではないかと推測できます。
その推測を裏付ける為に、5人全員で舞台に上がりライブしている際の画像をもうひとつ掲載いたします。
実際のライブ中の立ち位置についての参考画像
分かりやすいよう、縦のピンクのラインで区切られたゾーンを各人のイメージカラーで染めてあります。左から、小之森夏音さん(大空直美さん)、姫坂乃愛さん(鬼頭明里さん)、白咲花さん(指出毬亜さん)、星野ひなたさん(長江里加さん)、種村小依さん(大和田仁美さん)となります。
マークアップした上図と見比べますと、大空直美さんが中央横ラインの「中右2~3の間」に、大和田仁美さんが同じく「中左2~3の間」に。鬼頭明里さんと長江里加さんがそれぞれ「前列用右」「前列用左」のポイントに。センターの指出毬亜さんは「0」のライン上にぴたりと立たれていることが分かります。
実際の舞台にはピンクのラインもゾーンの色分けもなく、番号札と小さな点しかありません。しかしながらみなさんぴったりと完璧な位置取りをされています。準備段階の動画も拝見しますと、踊りを覚えるだけでなくこの位置取り(楽曲ごとのフォーメーション)含めて何度も練習を重ねているように見受けられます。
動画として残るものですので視認性と正確性をスポイルした形のバミリとなっているのですが、演者のみなさんのたゆまぬ努力により完璧な舞台を作り上げていました。そのプロ意識に平伏すると共に、その「お客様に楽しんでいただき、喜んでいただく為にあらゆる努力を惜しまない」という精神は今回の公演会を大成功させた天使たちにも脈々と息づいていることを実感しました。