PAPAといえば、みなさんご存知の……!
思わず勢いでタイトルを書いてしまいましたがご安心ください。解説させていただきます。
上図のマギア✧レコードにおける「まどか先輩」「究極まどか先輩」「いろはちゃん」「至高いろはちゃん」のキャラクターをデザインされたのが「PAPA」さんというお方になります。
もちろん、オリジナルである「鹿目まどか」さん「アルティメットまどか」さん、および「環いろは」さんのイラストデザインは蒼樹うめ先生となります。
PAPAさんはマギア✧レコードにおけるキャラクターデザインを他にも多く手掛けており、主に「ベースとしてオリジナルが存在する魔法少女の別バージョン(アイドルバージョンなど)」のデザインをされています。その作風は共通して強めのデフォルメがかかり、くりっとした丸い瞳など「オリジナルと比較してほっとするような朗らかな見た目」を特徴とされています。
そもそも、PAPAさんはマギア✧レコードが配信される前にその宣伝をする為の「マギア✧レコード公式宣伝マンガ マギア☆レポート」という漫画をお描きになっており、環いろはさんはその漫画における主人公という位置付けでした。神浜市に来たばかりで右も左も分からない(更に言うならスマートフォンの使い方も分からない)新米主人公であるいろはさんに、先輩主人公であるまどかさんが「主人公の心得」をアドバイスをするという形式の漫画でした。
その後、無事にマギア✧レコードがリリースされた後は「宣伝漫画」から「操作方法などのTipsをレポートする漫画」へと様変わりし、いろはさんとまどかさんが続投する形で「マギア✧レコード公式マンガ マギア☆レポート」がスタートしたのでした。
お二人の公式にケンカを叩き売るかのような極度にメタに振ったボケとツッコミが不安になる朗らかなやり取りの端々にマギア✧レコードのゲームTipsであったりアップデートの情報が挟まれるという形式で連載されています。
いろはちゃんとまどか先輩だけでなく、「究極まどか先輩」およびそのアシスタント(やられ役?)を務める「至高いろはちゃん」というキャラクターも存在しており、彼女たちのキャラクター性はもはやオリジナルの環いろはさんや鹿目まどかさんとは別人と呼べる領域にまで達しており、その限界突破ぶりはまさに「公式が病気」を通り越して「公式が末期」「公式が最大手の二次創作メーカー」とでも呼べる世紀末状態の作風が特徴です。(取り消し線は諦めました。はは……(;'-'))
ちなみに、「マギア✧レコード」は星の形が「✧」であり、「マギア☆レポート」は星の形が「☆」です。「魔法少女まどか★マギカ」が五芒星であることから、この「☆」はまどかさんのことを表している……のかもしれませんね。
エンジェリック・ミスリル・ハーツ・フェデレーションとの関連としましては、オリジナルの鹿目まどかさんのみならずなんと「まどか先輩」がセブンスで活躍しており、「究極まどか先輩」「至高いろはちゃん」ペアがデビューの初戦でコテンパンにされたそうですが寺子屋において101レベル帯の主催者として活躍されているそうです。
リンドビオルサーバにおいても、寺子屋活動での募集ワールドチャットにて究極まどか先輩の特徴的で貴重なダミ声お声が聞けるかもしれません。
チャット欄の編集についてのルールなど
こちらにて「チャット欄編集」についてのお話が出ましたので、以下に簡単な「編集ルール」につきまして実例を交えて解説いたします。
まず、基本的にチャット欄については無編集にて公開しております(そのままでは背景色との兼ね合いで読みづらいと判断できる場合の色調編集は除く)。
しかしながら、以下のような場合は都度チャット文自体の削除・編集を加えることにしております。
・ワールドチャットや公式からのお知らせなど公演会に直接的に関係しないと判断できる行の削除。
・リアルにおける性別などセンシティブな情報が推測できてしまうと考えられる行の削除。
・白チャットで記載すべきところ、間違えて同盟チャットなどで発言してしまったと判断できる行の文字色変更。(※)
・ご本人から申し出があった場合やこちらの判断で編集した方が良いと考えられる場合は関係各位の許可を得て削除・修正。
いくつか実際のチャットログを交えて説明いたしますね。
・ワールドチャットや公式からのお知らせなど公演会に直接的に関係しないと判断できる行の削除。
画像は2020年10月15日に突発開催された「ミャーさんには勝てないけれど」のチャットログになります。左側が星野ひなたさんが撮影された実際のスクリーンショット内のチャット欄、右側が私が編集し実際にみなさんにご覧いただいている記事で掲載しているチャットログとなります。
この時の天使たちの実演をご覧になったうらりんさんが、以降の公演会にご参加くださるようになった意義深い突発公演でしたね。
ご覧の通り、オリジナルの左側と編集後の右側を見比べますと「ワールドチャット部分の削除」「全体の色調補正(コントラスト強調)」が施されていることが分かります。
以下も同様に、同突発公演会のチャットログより公式からのお知らせ(水色のチャット文字)を削除している例となります。
・白チャットで記載すべきところ、間違えて同盟チャットなどで発言してしまったと判断できる行の文字色変更。(※)
上記のピンク色の箇所につきましては、本来白チャットで記載すべきものを誤って同盟チャットで記載してしまったとゲスト参加のアリナ・グレイさんから後日申告がありまして、公開時に私の方でチャットの文字色を白に編集しております。なお、本Tipsにてチャットミスを掲載する点につきましてもご本人にご了承をいただいております。
このように、「チャットの流れから、誤用であると推測できる箇所」については、ご本人のご了承をいただく形で修正しております。
しかしながら、これにも例外があります。「※」と書きましたのはその為でして、「ミスそのものをネタとして引き立てており、より愛らしさが増している」箇所、または「かわいらしいミスに対して保護者さまや天使たちが明確なコメントをしていると判断できる場合」は敢えてそのままとしております。もちろん、これもご本人のご了承をいただいております。
具体例としては以下のような箇所になります。
■チャットミス未修正例1:「星野家の功罪 破 ~ スウィートエンジェルバイキング☆」より。上図のピンク色のアンダーラインの箇所は、主に乃愛さんの「白で記載すべき箇所を同盟チャットで記載してしまった」ことについて反応・応答している箇所となります。これらアンダーライン箇所すべてを削除し、文字色を白に変更することも可能なのですが、やはり保護者であるノノルさんのレスポンスであったり、乃愛さんが精一杯頑張っていることが窺い知れること、その乃愛さんを気遣い宥めようとしている花さんの思いを感じられる大切なチャットログですので、ここの箇所はあえて修正せずそのままとさせていただきました。
■チャットミス未修正例2:「情けは人のためならず、の結末。」 05より。ここの箇所は恐らく現地にいた多くの方が絵笛さんと同じく、ひなたさんがかわいすぎて転げ回っていたのではないかと思います。私もログをいただいて読みこんでいた際、同じく悶えておりました。それほどまでにここの「公園!」の破壊力は凄まじいものがあると思います。その為、こちらの箇所も原文そのままがよろしいかと思いましてこの形で公開しております。
・おまけ(複数のチャットログを横ずれさせず結合する方法/チャットログの前後の関係性などについての個人的ルール)
自分で撮影したもの、およびみなさんに撮影していただきましたスクリーンショットが手元に揃った後、チャットログとして一本の縦に長い画像に結合することになりますが、その際の個人的で技術的なルールについて記載いたします。
■複数のチャットログを横ずれさせず結合する方法
まず、公演会において撮影係を担当してくださった方が、複数枚のスクリーンショットの形でそのままファイルを送ってくださいます。上図の左側は星野ひなたさんが撮影してくださったスクリーンショットから、チャット欄の部分のみを抜粋したものとなります。
これからご説明する作業は上下のチャット欄を単純に結合するだけなのですが、この際左右のどちらかに1ドット程度ずれたまま結合してしまい、後で膨大な手戻りが発生した経験があります。その為、上図のように2つのチャット欄を結合する場合には個人的ルールとして
・1行の大凡中央辺りで分割し、「文字を構成する縦線がずれないように」結合する
ということを徹底しています。これをすることで、1つの公演会で生成する縦数万ピクセルのチャット欄について左右のずれは発生しなくなりました。
具体的には以下のようなことをしています。
基本的にすべてのチャットログは、上図の1~4の工程を経てみなさんにお見せできる形に整えて結合しています。
言葉で説明すると膨大な工程に感じますが、慣れてくると2枚のチャット欄を結合するのに数分かからずできるようになります。何事も慣れが大切ですね。
少々コツが必要となるのが「色調補正」でして、私の環境ではPhotoshop CS4の「レベル補正」という機能を使用しています。これはハイライト(チャットの文字部分)の輝度と色合いを維持しつつ背景の明度を変更できる素晴らしい機能なのですが、今回のチャットログを撮影した際の背景部分が「無地」ではなかった為、レベル補正機能ではうまく馴染まず結合部がくっきり分かってしまう箇所がいくつもあります。これは私の撮影時のミスですので、お見苦しいとは思いますが何卒ご容赦ください。
ここまでは単純に結合する場合の例でした。以下は少し頭を使うことになりますので、少々時間をかけて誤りのないように、臨場感があるように、そして意味のまとまりを把握しやすいように前後の順番を考えて結合しています。
■チャットログの前後の関係性などについての個人的ルール
本公演会のチャットログでは説明に適したスクリーンショットがありませんでした。その為、以下のスクリーンショットは2021年11月28日に公演されました「オンライン☆わたてにんぐ劇場 「情けは人のためならず、の結末。」」のチャットログ06のパートを使用しております。
白の破線にて上下を分けておりますが、上半分はわたてん公演会部血盟の星野みやこさんが撮影されたスクリーンショットからチャット欄部分を抜粋し単純結合したものとなります。
下半分はわたてん保護者会血盟の鹿目まどかちゃんさんが撮影されたスクリーンショットからチャット欄部分を抜粋し単純結合したものとなります。
同一箇所周辺に両血盟の血盟チャットが入り込むこちらの例のような場合、当然のことながら片方の血盟に所属している方のチャットログをまとめるだけではもう片方の血盟の血盟チャットが欠落することとなります。その為、それぞれの血盟ごとにチャットログを結合した後、どちらかの血盟のチャットログをベースとしてもう片方の血盟チャットを「隙間に入れ込む」という処理が必要となってきます。
この時、タイトルにも記載しておりますように「チャットログの前後の関係性」を意識する必要が出てきます。これを意識せずにまとめてしまうと、「どの発言がどの発言の前なのか、後なのか」といった時系列の観点で読み手が混乱してしまう、または事実と異なるチャットログとなってしまうという問題が発生します。
その為、以下の編集例のように「時系列がはっきりしている箇所は時系列通りに隙間に入れこむ」「時系列がはっきりしない箇所は血盟単位でのまとまりを重視して隙間に入れこむ」というポリシーにてひとつのチャットログとしてまとめています。
ご覧になるとお分かりのように、時系列の目安としては「両血盟共に等しく表示される「同盟チャット」を枠組みとして利用」しています。以下に具体例を挙げてみます。
■わたてん公演会部血盟側から見えているチャット
■わたてん保護者会血盟側から見えているチャット
■最終的なチャットログ
このように、えてなさんと絵笛さんの同盟チャットを「枠組み」として、その「枠」の間に入るひなたさんと絵笛さんのそれぞれの血盟チャットを両方入れ込む処理を施しています。
この時の順番は厳密には分からない為、編集を行う私の裁量にお任せいただいております。作業量やコスト、チャットの流れなどから決めることも多いのですが、基本的に「天使たちの血盟チャットでの相談パートはできるだけ分割せず、かつできるだけ次のお話に近い場所(つまり後ろの方)に寄せる」という個人的ルールを適用しています。これはつまり、「公演会のチャットログにおける注目ポイントは天使たちの愛らしく真剣な血盟チャットでの相談の様子」であろうと考えておりますので、天使たちの血盟チャットを読みやすく、次のお話の相談として次章に繋がりやすい配置としております。
(※天使たちにとっては、逆に公演会の記事の注目ポイントは「保護者さま側の血盟チャット」であろうとは思いますが……。私自身が保護者側という立場であるが故に、ここは私情を挟ませていただいております。天使のみなさま、少々読みづらいことがあるかと思いますが、何卒ご了承ください)
気持ちを高める、その方法。
ここでの花さんは、非常にさりげなく無理のない想いの動線にて「原作準拠の厳格な白咲花」から「公演会向けの甘めの白咲花」へと魂の在り様をメタモルフォーゼ(変容)させています。
少々大袈裟な表現を用いてしまいましたが、非常に厳格な原作根本主義者と評される花さんですので「スイッチ」を入れる意味合いがあるものと思われます。
ここでその「スイッチ」が発動する過程を細かく見てみましょう。
最初、花さんからみやこさんを誘って公演会の舞台の中心を定めようとされていますね。ただ、この段階では「恥ずかしいからこのくらいで」と花さんがおっしゃるようにお二人の間には若干の隙間がありました。
ここで絵笛さんからの「みゃーさんの左肩側からいくとビッタリくっつきやすいで」というアドバイスを受ける形で、再度「やってみます」と。
こうしてめでたく、みやこさんのその高い体温を感じられる程度に密着することができたのでした。
ここについても絵笛さんナイスアドバイスでしたね。もしこのアドバイスがなければ、花さんも上手に「スイッチ」を入れることができなかったかもしれません。
花さんの胸の内では
「今日はお姉さんのお誕生日公演だから、いつもよりそばにいてあげたいな」
「でもやっぱり恥ずかしいから、そこそこにしておこう・・・」
「と思ったけど、絵笛さんからアドバイスいただいちゃったし、もう少し頑張ってみよう」
「あ・・・。やっぱりくっつくと、お姉さんあったかいな・・・」
といった形で、これから始まる公演会向けに気持ちを高めていったのではないかと思われます。このような花さんの奥ゆかしいところも非常に愛らしいですね。
アバンから始まる公演会が開始される前、集合時点から織り成される「気持ちの高め方」を垣間見ることができた貴重な瞬間でした。