DOSANの妻、という人。番外編 「クリスマスの夜に。」




















■ 父のコメント ■


この物語は、2006年12月25日に隊員専用BBSへと投稿したものになります。

DOSAN家のクリスマスは、エルモアにあります爺やの家にて毎年行なっております。

今回もいつもと同じように、穏やかな時間が流れるはずでした。

しかし、それまで知らなかった母親の話を父から聞き始めてしまっていた娘は

母親への思慕の念が募り、どうしても母親のいない家族のイベントを素直に楽しめなくなっていました。


「母親に抱きしめてもらいたい」という願いをかけていた娘。

DOSANはそれを知っており、今年はそれまでとは異なり殊更寂しそうにしている娘の様子を心配し

「妻に良く似た方」に無理を言って母親役を演じてもらうことにしたのです。



娘の母親への想い。

母親の娘への想い。

そしてDOSANのお世話になった方への想いと娘への想い。



この物語はその顛末を描いたものになります。







それではここで、この物語の中心人物である「妻に良く似た方」についてご紹介いたします。

(物語の撮影には、DOSANアカウントのそっくりさんを使用しております。
以下に紹介しています「彼女」にログインしていただいて撮影した訳ではございませんので
その点はご理解ください)


DOSANがテオンサーバに誕生した頃の、初期の頃のお話も混じっておりますので、少し長めです。

興味がおありの方は、お時間のあるときにお読みください・・・



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彼女はDOSANアカウントのキャラクターではありません。

DOSANがテオンサーバに誕生した頃には既に一次転職しており、ミスリル・リンクの正規隊員でした。

話せる島にもよく新規隊員勧誘の為に渡ってきており、DOSANはその際に彼女とエルフの遺跡で出会いました。

その時のDOSANは、ミスリルではない別の血盟に先にお誘いを受けておりましたので、彼女からのお誘いを

申し訳ないと思いながらもお断りし続けておりました。


別の血盟に入っていましたが、その後も彼女はこの世界で暮らしていく為の術をDOSANに色々と教えてくれました。

そのご恩に報いるべく、DOSANは二次転職をしようかという時期にミスリル・リンクへと入隊しました。

最初に所属していた血盟は最盛期で4人ほどでしたので、DOSANが脱退したことで解散することになってしまい

とても心が痛みましたが・・・

それでもDOSANは、彼女の所属するミスリル・リンクで恩返しをすることを目標に、その後もフィン教官の下で

精進を続けていきました。



彼女は、DOSANの娘が入隊するまではミスリル・リンクで唯一のバウンティハンターとして活躍されていました。

カタコムやエヴァの水中庭園など、DOSANもよくペアをしていただきました。

性格的にはとてもやんちゃな方で・・・

頭を使うよりも体を動かしている方が性に合っていると常々おっしゃっていました。

色々と失敗談もあったようで、事情を知る隊員の方からよくからかわれていました。

もっとも、話題のネタになる程度で深刻な叱責などはありませんでしたけれども(微笑)




隊員の為に妖精の谷にて強化体力回復剤を大量にスポイルしてきて、それを血盟倉庫に入れるという

健気なところもあり、とても好感を持てました。

それが隊長(フィン教官)の指示だったことを差し置いても、よく頑張るなと感心していました。

古株の隊員の方からは「へなちょこ」と言われながらも、クラハンには欠かせないムードメーカーに

なっていたのは、そのような一生懸命で健気なかわいい性格の賜物だったのだろうと思います。

「ミスリルの美少女」という愛称も、ご自分で最初に言い始めていましたね(微笑)

ドワーフなのにミスリルバンデッドメイルやラインドレザー、ドレイクレザーなどの軽装備を

好んで装備されていたのも印象的でした。

今でも、ミスリルバンデッドメイルがミスリル・リンクの制服であり続けていることは、

もしかすると彼女が愛用していたからという理由もあるのかもしれません。





そんな彼女でしたが、DOSANの娘が二次転職をした際にご自分の所有していたC装備

(ナイトシールド・ウォーピック)を娘に無期限で貸し出し、ログインが減っていきました。

「軽装備ドワをまもってた歴戦の盾よ?w」

と言いながらナイトシールドを娘に託された彼女を、今でも忘れられません。





そして、2006年3月26日。

「あたしはこれでゲームクリアw」と言い残し、

彼女はこのリネージュ2という世界を後にされたのでした。







お読みいただきますとお気づきのように、最初に話せる島(それもエルフの遺跡)で

出会ったというくだりは、彼女と妻とで共通です。

その後も何かと助けていただきながらDOSANが成長していったことも共通しています。

また、彼女は当時の血盟HPの隊員紹介ページにおいても「顔を出さない」ということをポリシーと

されていました。物語中でも「妻の顔を出さない」という点において彼女の設定をお借りしている状態です。

ミスリルバンデッドメイルを妻のトレードマークにした理由は「ミスリル・リンクの制服だから」

ということもあるのですが、それ以上に「彼女が街着として愛用されていたから」という理由が一番大きいです。





そう。つまり・・・

性格や口癖などはかなり脚色が入っておりますが、「DOSANの妻」は彼女のことをモデルにしているのです。

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