DOSANの妻、という人。(番外編) 「母の日の、できごと。」 2007
■ 父のコメント ■
2007年5月14日に、隊員専用BBSへと投稿しましたお話です。
ページ数が6ページと多い為、母の日中には間に合わず翌日に投稿することに
なってしまいました(汗)
なお、内容的には本編の第5話と第6話の間のお話を娘が実際に経験する
というものになっております。
現在(2008年5月)公開中の本編でも同じく第5話と第6話の間のお話を
扱っております為、内容がかぶっている箇所がありますがご容赦ください。
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~ページ1~
DOSANは今年も娘と共に話せる島へと行こうと思っていたようですが、どうやら娘に
先を越されてしまったようです。
母親に伝えるため、心の中で決意を新たにする娘でしたが・・・
~ページ2~
母親がいる白くまぶしい部屋が出てきました。
どうやら通常の意思疎通は難しいようで、文字コードを変換しなければ心の中で念じた
言葉もうまく伝わらないようです。
「あたしが体験したことを間近で見てもらった方がいい」
母親は何やら操作を始めていますが・・・ 何が起きるのでしょうか。
~ページ3~
どのような仕組みかは分かりませんが、「あの時」のデータが再生されているようです。
時刻も夕暮れ時にセットされており、確かに「あの時」の情景が再現されています。
娘は「どこかで見たような感じ・・・」くらいにしか考えていないのですが・・・
~ページ4~
娘もさすがに気づいたようです。これは「あの時」の再現であると。
そして、それはつまり・・・
この後起こるできごとも、すべてそのまま起こるということになります。
そのことに気づいた娘は戸惑いながらも「母親」を止めようとするのですが・・・
運命は変えられなかったようです。
目の前で繰り広げられる悲しいできごとに、娘はショックを受けています。
父親から聞かされて知っていたことでしたが、「それがどういう重みを持っているのか」
というところまで理解できていなかった娘。
現場に居合わせることで改めてそれを知ることになったのでした・・・。
~ページ5~
母親の目を開かせようと必死だった娘ですが、遠くで自分を呼ぶ声が聞こえて
「現実」へと戻ります。
「夢の中でも、お母さんを助けてあげられなかった・・・」
「どうすれば守ってあげられたの?」
問われた父は、娘にストレートに伝えます。
「お前はバウンティハンターだから、対人戦で攻撃されている人を助けることはできない」
娘は何もできないと言われてショックを受けます。
「それじゃあ、わたしはどうしたらいいの・・・?」
~ページ6~
「どうしたらよいか、それを自分で考えてみてほしい」
父から言われ、自分なりの答えを探すことを決意する娘。
直接的には父親からの、間接的には母親からの支援を受けて、娘はこれから先も
答えを探し続けていくことになりそうです。
妻に言わせると、その答えを探し続ける過程が重要であるとのことですが・・・
いつかは自分なりの答えを見つけてほしいと私は思っています。
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~DOSANの娘の、つぶやき。~
娘です。
今年こそお母さんの声を聞くんだって、はりきって話せる島に行ったんですけどぉ・・・
あうあう・・・ お母さんを殺さないでよぉ・・・;;
ふぇ~ん;;
・・・バウンティハンターのわたしは、直接誰かを助けることはできないんだよって
お父さんに言われちゃいました。
みんなとちゃんとお話して、どうしたらいいのかを考えること。
泣いてばっかりじゃいけないんだよって、お父さんは言いたいんだろぉなぁ・・・ たぶん。
逃げたり、立ち向かったりする以外の方法って、何かあるのかなぁ・・・?