ミスリルの守護神(みすりるのしゅごしん………ミカちゃん):オーバーロード
DOSANの妻、という人。番外編 ミスリルな、人たち。(バレンタインデー編)
テオンで活動中の血盟「ミスリル・リンク」には
「ミスリルを冠する者」と呼ばれるメンバーが5名存在します。
ミスリルの救世主(みすりるのきゅうせいしゅ…ミキちゃん):ビショップ
ミスリルの空騎士(みすりるのくうきし…………ミクちゃん):ソウルブレーカー
ミスリルの賢者 (みすりるのけんじゃ…………ミケちゃん):エルダー
ミスリルの光刃 (みすりるのこうじん…………ミコちゃん):アビスウォーカー
「DOSANの妻、という人。」の物語的にキーパーソンとなる彼らは
それぞれが背負うものの重さに耐えかねて本名を伏せて暮らしています。
彼らのうち「ミスリルの賢者」さんのバックグラウンドにつきましては、
既にファンフィクションの物語にて言及しておりますが、同じように他の
4名につきましても本名を伏せて生活せざるを得ない背景が物語上存在します。
彼らはミスリル・リンク盟主である私の娘とふとしたきっかけで出会い、
現在の名前(コードネーム)を命名されて今日に至っているのですが、今回の
バレンタインデーの番外編は「ミカさん・ミケさん・ミコさん」の3名と娘が
繰り広げる物語となっております。(ミスリルを冠する者の紹介マンガですね)
それでは今年の物語をお楽しみください。
■ あとがき ■
この物語を紡ぐ者 DOSAN
Page:1
「ミスリルを冠する者」が集まり、近況を話し合っています。
2009年1月31日に執り行われた血盟レベルアップの話題から始まり、
残り2名の「ミキちゃん」「ミクちゃん」についても少し触れられています。
そして、ミコちゃんが口火を切る形で話題はバレンタインデーへと移って行くのですが・・・
Page:2
「俺はあの小娘のことなど何とも思っていない!」
そう言いたかったミコちゃんですが… ついうっかり本音が(苦笑)
何故か決闘場というシチュエーションである為、アタッカー気質のミコちゃんは
決闘という形でこの言い争いを終わらせようと考えたようです。
ミケちゃんも2人を止めることができずあうあうするばかり。ミカちゃんも
売り言葉に買い言葉で悪ノリし、ついに「ミスリルを冠する者」同士の決闘が
始まってしまうのです。
そんなことになっているとは露知らず。3人を見つけてホクホクの娘は
彼らの元へと駆け寄っていき、そして・・・
運良く誰も傷つくことなく、本人も無自覚なまま決闘を仲裁する形に。
「二人ともどうしたのぉ?」
「娘さん。実は・・・」
Page:3
「ミカちゃんはみんなを護る人なの。ケンカしちゃダメ!」
「ミケちゃんも賢者さんなんだから、ケンカを止めなきゃダメ!」
・・・娘のお説教が始まりました。
ミスリル隊員の為にバックサポートを頑張っていることを知っているだけに
娘の悲しみも深く、ついつい語気が荒くなってしまっているようです。
「・・・ミコちゃんはあの時誓ったよね」
「もう誰にも刃物を向けて欲しくないの。かなしむのはミコちゃんだから・・・;;」
娘のその一言は、普段は封印しているミコちゃんの苦い記憶を呼び覚ましました。
「(俺は・・・ 俺はまた同じ過ちを・・・)」
彼らは互いに非を認め、謝罪することになりましたが…
小さな娘に叱られているのは何とも不思議な感覚ですね。
無事に和解が済み、娘からのプレゼントを受け取る「ミスリルを冠する者」の面々。
ほんの少し前のトゲトゲした気持ちはどこへやら。
彼らも朗らかな気持ちを取り戻したようです。
背負っているものは重たくとも、彼ら自身は意外と単純なのかもしれませんね(苦笑)
DOSANです。
最初からピースゾーンで始めていればよかったのでは…?
ええ。私もそう思います。何故グルーディン村付近の決闘場というシチュエーションだったのでしょうね。
今回の番外編は、いつもとは雰囲気が異なると思います。まさか私自身もPvPの要素を物語中に取り入れることになるとは思っておりませんでしたが… 決闘場にて新たな技の開発でもしていた、ということにしておきましょう(苦しいですかね^^;)
それぞれの「個性」が確立している彼ら「ミスリルを冠する者」達の好きなように振舞わせると、今回のような形に落ち着きました。言い争うシーンと些細なことから実力行使に走るシーンがありますので「ミスリルを冠する者って、実はこわい人と頼りない人ばっかりなんだね」とみなさんに思わせてしまうかもしれないと、娘と共に悩みましたが・・・
「DOSANの妻、という人。」本編をご覧になっているみなさんなら、誤解なくお読みいただけると思いまして製作に踏み切りました。
また、ゲーム内の血盟旗と名前を取り入れたことも新しい取り組みです。2006年度の母の日の番外編以来、意図的に旗と名前は表示させないようにしておりましたが、今回は読者のみなさんに「あたかもゲーム内でそのまま起きた」ことであるかのように錯覚していただこうと考え、私も楽しみながら合成してみました。
アカウントの関係で現実には一堂には会せない、ありえない組み合わせのカットばかりですので一種の「だまし絵」のようなものですが、お楽しみいただけますと幸いです。