DOSANの妻、という人。番外編 素直な、想い。
今年のバレンタインデーの番外編は、多くの方が予想されたように「ミキ×ミコ」のお話となります。
ただ「DOSANの妻、という人。」の番外編という位置づけですので、
いつも通り娘の心情も加味して製作しております。
全4ページとなりました今年のバレンタインデーの番外編。どうぞお楽しみください。
■ あとがき ■
この物語を紡ぐ者 DOSAN
Page:1
ミキちゃんは悩んでいました。
いつも口ゲンカしてるミコちゃんに、バレンタインデーくらい
素直になって手作りチョコを渡したい。
でも、ミキちゃんはお料理が苦手。わたしもそれは知ってたから…
ちょっぴりだけお手伝いすることにしました。
Page:2
ミキちゃんはがんばってるけど、でもやっぱり苦手みたいですぐあきらめちゃった。
そんなに軽い気持ちじゃないよね? そうだよね?
せっかく作って渡そうって心に決めたんだもん。最後までやらなきゃ!
わたしはお料理するときにいつも想っていることをミキちゃんに伝えました。
Page:3
お母さんがいなくて、お父さんたちかわいそぉ…
そんな風に思ったら、わたしが言い出したことなのに涙がでちゃって。
ミキちゃんごめんね。泣くつもりなんてなかったんだよぉ?
でも、ミキちゃんもわかってくれたみたいでよかったぁ。
ミコちゃんもきっとよろこんでくれるはず。がんばろうね^^
ふぇ? ミコちゃんじゃないのぉ? ホントに?
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紅い封印石って、赤くって、ハートみたいな形してて、なんだかおいしそう^^
ってお話してたらその形で作っちゃおうってことになって。
ミキちゃんがんばったみたい。きれいにできてるよぉ^^
でも… ミキちゃん、ミコちゃんじゃない人が本命なの?
そうなんだ… って、あれ?
あ… ミキちゃんとミコちゃん、あんなにくっついてる…(*ノノ)
んっと、なんだかはずかしくなっちゃいましたけど、ミキちゃんも素直になれてよかった^^
こうして見てると、ミキちゃんの想いの強さもすごいですけど、
ミコちゃんもやっぱりやさしいんだなぁって。
つんでれ? ってよくわからないですけど、つらい過去を抱えてる二人だからこそ
これからも仲良くしてほしいなぁって思いました(*'-')v
DOSANです。
いかがでしたでしょうか。このところ「ミキ×ミコ」テーマの物語が多いと自覚しておりますが、二人の微妙な関係は製作側としましても微笑ましく応援したくなるのですよね。
普段は照れてしまうので口調を荒げたり、冷たい態度を取ったりしてしまう。本当は好きなのに素直になれない。そしていざ素直になろうとしても、ギリギリまで追い込まれないと素直になれない――。
いわゆるキャラクター分類のひとつとして「ツンデレ」というものがあるようですが、二人に関しては上記のような意味として解釈し、適用しております。
(広義の「ツンデレ」については
Wikipediaの該当ページ
をご参照ください)
娘も書いておりましたが、ミコさんの「自分以外のDE男性へチョコを手渡そうとしているミキさんに対するやさしさ」がなければこの物語は成立しませんでした。「ミキが幸せになるなら、俺は身を引こう」と考えたのだろうと思います。最後に少しだけ本音を漏らす辺りも心得ていると言いますか、さすがはミコさんだと思いました(微笑)
さて、ホワイトデーの番外編はこの続きになるのですが… 一体どのような展開になるのやら。
読者のみなさまも紅い封印石を見る度にニヤニヤすることと存じますが、引き続きこののんびりペースにお付き合いいただけますようお願いいたします。