DOSANの妻、という人。 第24話




■ 父のコメント ■

2006年3月22日に、隊員専用BBSへと投稿しましたお話です。

一連の「妻の悪夢編」の撮影は、基本的にフェイクデスという「死んだふり」ができる

スキルを使用できる私の娘(DOSANの娘)が「ヘアスタイルのポーション」を使用して

母親に変身し、行なっております。

このエルフ男性は私のアカウントではありませんが、私のお友達です。

ご自身はゲーム内においてもPKをするような方ではありません。これは私が保証します。

「撮影の為に、誰かを赤ネームにさせたの?」

と心配になった方もいらっしゃるかもしれませんが、いかに物語製作の為とはいえ

倫理的に問題があると思われることはいたしませんので、どうぞご安心ください。



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「お、俺は・・・殺人鬼なんだッ!!!」



動揺を抑え込み、矢を放つ殺人鬼。

しかし・・・

矢は、彼女には命中しませんでした。



新たな矢を打ち込むことなく、殺人鬼はその場を離れてしまいます。

何が彼をそうさせたのでしょうか。

それは、彼自身にもよく分かっていないようです。



一方、とどめこそ刺されなかった彼女でしたが、それでも大量に血が流れ出した為に

目の前が白くなってしまいます。



「父さん、母さん・・・ あたし、正しかったよね」



自分の最期を感じた彼女は、あの世で見守ってくれているであろう両親に思いを馳せ・・・

そして、祖父と交わした「約束」に思い至り、それを成し遂げられないことを詫びています。

しかし、自分がいなくなれば祖父は一人になってしまうことを思い出し

自分を必要としてくれている祖父の為に自分は生きたい。という強い意志を表明します。



「誰か、助けて・・・!」



最期にそう念じた彼女でしたが、時既に遅し・・・。

誰にも発見されることなく、彼女は息を引き取ったのでした。


第25話に続きます。

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~DOSANの娘の、つぶやき。~


わーん;;


お母さぁ~んっ;;








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