DOSANの妻、という人。 第34話
■ 父のコメント ■
2006年9月23日に、隊員専用BBSへと投稿しましたお話です。
この「娘とフィーネさんとの邂逅」は、それまで無自覚に、
ただただ父親の話す物語を受身の姿勢で聞くだけだった娘が
「何故父親が母親の話を自分に聞かせているのか」
ということについて改めて自ら考えるきっかけを得るパートに
なっています。聞き手である娘の意識を転換させるきっかけを
作るという重要な役割を、フィーネさんにお願いしました。
なお、裏話になってしまいますが・・・
ここのパートは元々、フィーネさんではなくフィン教官に担当してもらう
形でシナリオを作っておりました。「迷える娘に「気付き」を与える」
役回りから、「賢者(エルダー)」であるフィン教官が適任だろうと
考えたからです。
しかし、フィーネ教官から
「同性ってことで娘も話がしやすいだろうし、私の方が軽いノリで
アドバイスできると思うんだよね。フィンだと重くなっちゃうでしょ?w」
という提言をいただきました。
確かにその通りだと思いまして、急遽細かいセリフの端々をフィーネさん
風味に変更したり、実際にフィーネさんに執筆していただいたりして
現在の形に落ち着きました。
教官が私の物語について、ここまで真剣に捉えてより良いものにしようと
していただいていることが、とてもありがたかったです。
このように、本編・番外編を問わずミスリル隊員の皆さんのご協力を得て
妻の物語は織り成されているのです。
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娘は、フィーネさんに指摘されるまで
「父親が何の為に母親の話をしているのか」
について考えてみたことはなかったようです。
「はううぅ・・・ 恥ずかしいよぉ(*ノノ)」
というところで留まっています。
フィーネさんに指摘されて、改めて自分の頭でその意味を考える娘。
すると、本当にぼんやりとですが、父親の考えているであろうことが
見えてくるような気がするのでした・・・。
第35話へ続きます。
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~DOSANの娘の、つぶやき。~
お父さん、何をするのも真剣でまじめだから
ホントにしっかり聞かなきゃいけない時なのかどうかが
わかんないことが多くって^^;
もうちょっとメリハリつけてくれるといいんだけどなぁ・・・
なんてね^^