DOSANの妻、という人。 第35話




■ 父のコメント ■

2006年10月1日に、隊員専用BBSへと投稿しましたお話です。

リネージュ2のワールド内には、しっかり時間の感覚が存在しています。

しかしながら、夜間はまだしも早朝や夕方などの時間帯といった

情緒のある雰囲気は、NCさんには失礼ですが上手に表激できていないと

思っております。

クリスマス番外編などではカラーバランスを調整することで「冬の夜」

を表現しましたので、同じようにこの第35話においても「夕焼け空」を

作り出してみました。

夕方とは家族との楽しい夕べの時間帯であり、時には一日の終わりを

暗に感じて心寂しくなってしまう時間帯でもあります。

今の娘にとっては、後者でしょうね・・・



このように、心理描写のひとつとしてふさわしい景色を作り出すことも

よくあります。一見普通に見える景色も、よく見ると手が入っている

ことがありますので、そういうシーンを探してみるのもひとつの楽しみ方

かもしれません。



--------------------------------------------------

フィーネさんに

「話していい歳になったとか、思ってるんじゃないの?」

と言われ、改めて父親の自分に対する期待感を認識する娘。



「期待に応えてあげられなかったんだなぁ・・・」



娘はそう考え、自分にがっかりしてうつむいてしまいます。



一方のDOSANは、名品館で座り込んでいます。

やはりフィーネさんの察する通り、娘に過剰な期待を

かけてしまっていたようです。

娘同様に自己嫌悪に陥るDOSAN。

そこへ現れたのは、黄色いローブを身に纏った人でした・・・

第36話へ続きます。

========================================================================

~DOSANの娘の、つぶやき。~


はうぅぅ・・・

お父さんの期待に気づかなかったなんて

ちょっぴり親不孝なことしちゃったなぁ・・・


お父さん、ごめんね。









close this window