DOSANの妻、という人。 第39話




■ 父のコメント ■

2006年10月29日に、隊員専用BBSへと投稿しましたお話です。

「フィーネさん、今日はどうもありがとうございました」

何の変哲もない普通のご挨拶ですが、フィーネさんは引っかかりを感じています。

フィーネさんは「以前、誰かに」まったく同じことを言われた記憶があるようで、

言葉自体に、というよりはシチュエーション全体に既視感(デジャヴ)を感じているようです。



人は往々にして、確たる記憶の場合は「既視感」といった曖昧な思い出し方はしないと思います。

それを「いつ、どこで、誰と」経験したのか、といった詳細を一切思い出せないが

昔確かにその経験をしたことがあり、それと同じ経験をした時に

「既視感」として感じられるものだと思います。

娘にその「誰か」を重ねながらも、その「誰か」を思い出せない・・・。

フィーネさんはそのような違和感を感じたのかもしれません。



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父が名品館で悩んでいる頃、娘も今ひとつ戻るきっかけが掴めずに

橋の上でぼんやりしています。

そこへ、現実へと引き戻すフィーネさんの一言が。

どうやらフィーネさんのお相手は、かなり心の広いお相手のようですね。

安心した娘はフィーネさんにお礼を言うのですが・・・

そこでフィーネさんは、何とも不思議な感覚に陥いるのです。



(以前同じことを誰かに言われたな・・・)

(でも、その人が誰だったかってことは、何故か思い出せないんだよね)



フィーネさんのその妙な感覚もすぐに消え、普通の会話に戻る二人。

「そーゆーことになっちゃったら、どぉしたらいいのぉ?」

「それはね・・・(邪笑)」

さあ、娘はフィーネさんに何を教えてもらうのでしょうか・・・

第40話に続きます。

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~DOSANの娘の、つぶやき。~


フィーネさん。まっくらになるまで一緒にお話してくれて、ありがとぉ。

いつもお父さんとお話してるとまったりしちゃうことが多いんですけど

今回はそのお父さんとうまくいかなくなっちゃったから

どうしたらいいかわかんなくなっちゃって・・・



でもぉ、フィーネさんのおかげで落ち着けました^^

デートできなくなっちゃって、ごめんね、フィーネさん(*ノノ)











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