DOSANの妻、という人。 第40話




■ 父のコメント ■

2006年11月5日に、隊員専用BBSへと投稿しましたお話です。

久しぶりに技術的なことを。

こうした「夜」のシーンはカラーバランスをシアンと青に振ることで雰囲気を出すことができます。

以前の妻とのシーンでは、月の光に照らされて白く浮かび上がった素肌を印象的なものとする為に

かなりコントラストも強めにしておりましたが、今回は落ち着いた夜の雰囲気を出す為に

コントラストは淡くしております。



繁華街であるギランという町の中心部から、少しだけ離れた橋の上。

夜の闇に飲まれそうな二人を、街灯が暖かく照らし出し・・・

魚でも跳ねたのでしょうか。時折、眼下に広がる池から水音が聞こえてきます。



・・・そのような感じを出したいと思い、色彩設定をしております。

大きく印象を左右する要素ですのでかなり気を遣いますが、出したいと思う

雰囲気とマッチする色彩を出せた時は、製作側として喜びを感じます。

今後も精進してより適した色合いを出せるようにしていきたいものです。



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フィーネさんからは、父親から聞いたこと以上に詳細な話を聞けたようです(汗)

恥ずかしがる娘を、「子どもね」と笑い飛ばすフィーネさん。

娘は反論しかけますが・・・ フィーネさんのその一言で父親の真意に気付くのでした。



「お父さんは、わたしのこと子どもあつかいしてないよって言いたかったのかなぁ」



うれしいという気持ちが芽生えた娘は、父親の元へと戻る気力が沸いてきたようです。

フィーネさんに挨拶をし、父親の待つ名品館へと走り出すのでした。



一方のフィーネさんは、何やらため息交じりのご様子。

娘にデートの時間を奪われた為に悲しんでいるのでしょうか・・・。

41話に続きます。

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~DOSANの娘の、つぶやき。~


そっかぁ。お父さんはわたしのこと・・・

それならそう言ってほしいよぉ(あうあう)



お父さんごめんね。すぐ戻るからね~っ











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